書棚ー佇まいの彼方 薈田純一
2025 年 8 月 4 日江戸川乱歩、立花隆、安部公房、李良枝、リービ英雄。
本を通じて築かれた思考の痕跡、本と人、空間と記憶
書棚は、語る。
目黒区美術館 区民ギャラリー(地下1F)
2025年8月6日 ~8月11日
10:00~18:00
イニュブックでも販売します。
江戸川乱歩、立花隆、安部公房、李良枝、リービ英雄。
本を通じて築かれた思考の痕跡、本と人、空間と記憶
書棚は、語る。
目黒区美術館 区民ギャラリー(地下1F)
2025年8月6日 ~8月11日
10:00~18:00
イニュブックでも販売します。
ガンダレ表紙の表を帆布バックの型に切り抜いて裏から生地を張り付け
ます。この本を買った人がそれぞれご自分でお好きな布地を貼って自分
だけのレシピブックの完成を考えました。買った人も参加できる本造り。
神奈川近代美術館以来のクエイ兄弟。9年ぶり。1本の映画として鑑賞した
のは、今回初めてです。クリストファーノーランのクエイ兄弟を撮った短
編のオマケ付き。「砂時計サナトリウム」時間と記憶の反復が続くので凄く
眠気を誘います。ダリ、ブニュエル、ロートレアモン、ベルメールの影響が
随所に見えたりして。エロチシズムの部分が割と低俗なのでは?と云うのは
かみさんの意見。「女をなめんじゃないわよ!」と云うておりますが、私も
そう思う。古い手法で撮ったというのはもう理由にならないと思います。
先日の大江戸骨董市にて贖いました。中国貴州省、ミャオ族、トン族の
布です。綿布を濃く複数回藍染して、卵白を塗って棒でたたき、卵白を
塗って棒でたたくを繰り返したもの。独特の光沢が出ます。30Cm幅で
14メートル。4/6判で50冊ぐらい出来ます。まだ2巻きあるという
のでそれも譲り受けるかもしれません。ミャオ族の人達も工場に出稼ぎ
に行くようです。いつまでこのようなモノが残るかは判りません。
大江戸骨董市と言いながら、西洋モノが随分と増えてきました。今とい
う時代にすごく流行りだして来ているのがアンティークですね。老舗の
良い店も出店している。安かろう悪かろうというモノは、消え始めてい
ます。9時過ぎに着いて、目星をつけて1周回って戻ったらもう消えてい
る。出店者が購買者でもあるようです。
印刷出版の世界では、電子書籍の風は、割と一段落したのです。消える
ものは消えるし、残るものは残る。しかし次の嵐とされているのが「生
成Ai」と言われているもの。チャットGTPの有料版なるものは、相当優秀
です。新書の世界が揺れています。しかしこれも弱点がある。進化すれ
ばするほど質問者のパーソナルに合わせてくる。カスタマイズされた答え
しか出てこないとなると、人生観を変えさせられるほどの知見は出てこな
い。生成AIの限界は個人の過去は知る由もなく、ましてやどのような未来
を書き描いているのかも解らない。知っているのは現在の周辺だけです。
スマートテレビは、スマフォと紐づけされていて、こちらのパーソナルに
合わせた広告やニュースを流してきます。自分のことは自分が一番知って
いて自分に関することをわざわざ教えてもらわなくてもいいのですよ。同
じものを見て同じものを食って同じような糞をする。洗脳されてしまった
個性を選考委員会は批判しているのかなと思いました。