石の記憶
2024 年 8 月 7 日「路傍の石」と云う本は読んだ事も無いのに、タイトルばかりが気に
入っていて、大人になってもう読めるだろうという年になっても何故か
読まないで済ませている。その辺に置かれている石も良いし、転がって
いる石も良い。小さい時から石がとても好き。
何処かに行くと必ず小さな石は拾ってきます。北岳の石、富士山の石、
バリ島の石、小浜島の石、台湾の石。広島の石は拾うけど、兼六園の石は
拾わなかった。テーブルの上の石は、那珂川の石。那珂川にカヌーに行っ
た時に拾った石です。イニュニックのWEBサイトのイニュ日記の最初の記事
だったのでずっと会社に置いています。石と云うのは、我々生物が出現する
遥か昔から存在していて、あらゆる生物だったり自然現象が利用したり関
わったり偶然なり必然なり、地球の歴史の重要ピースなのです。都会の
公園に転がっている手ごろな漬物石が何人の男を殺してきたか、歴史を変
えてきたか。あらゆる生物の道具になり武器にもなり、じっとそれらの営
為を見てきたはずなのに素知らぬ顔をしてただ転がっている。石は凄い。
「ソウイウモノ二ワタシハナリタイ」なんて結ぶと恐ろしい人のように思
われてしまいますね。転がる石でもいいのです。