デボスの形

2026 年 2 月 18 日

去年の暮れの大阪、民族博物館で贖った「ひとりみんぱく」鳥の形に

凹ませて題箋貼っていたのでついつい買ってしまったモノ。この本は

民族博物館とは関係なく著者の松岡さんが旅のつれづれに贖ってきた

世界の民俗学的蒐集物を1冊の本にしたものです。とても個人的な思

入れのお土産たち。旅と云うのは基本的に民俗学的探訪の研究視察な

んですよね。松岡さんは写真家であり、ガイドブックの編集者なので

様々なところに出向いておいでです。私はほとんど本の中でしか知ら

ない。しかし、妄想も良いものです。この本は、造本装幀コンクール

で賞を貰っています。昨日お出でのお客様に動物の形のデボスと題箋

をお奨めしたので、会社の皆に見せようと持ってきました。

エドワード・ドナルド・スロヴィク

2026 年 1 月 31 日

検索した事や話した事がテレビやスマフォに広告として出てくるのは、

最近よく起こっている事です。今日は実に驚くべくことがありました。

朝パソコンを立ち上げたら、Bingのトップページに、「エディ・スロ

ヴィク」の記事が出てきました。今日は、スロヴィクの命日です。

これは実は偶然にも最近読んでいる本に出てきた項目です。「ひとは

どのようにして生き延びるのか」下巻、彦坂泰著。「ある無能兵士の

軌跡」全10巻のフィリピン編です。歴史は繰り返す。日本のように

戦前の体制がそのまま残されている社会では、戦争になったら前回と

同じ道をたどります。としたら前回の記録は読んでおくべき必修科目

となる筈です。201頁のところ、二日前の夜中に読んでいたところです。

1945年1月31日午前0時05分、フランス共和国サント・マリ・オ・

ミーヌ町において、一人のアメリカ兵にたいする銃殺刑が執行された。

銃殺された兵の名はエディ・D・スロヴィク。罪名は敵前逃亡。軍刑法

第58条によれば、死刑に該当する。驚くべきことなのは、南北戦争の

1864年を最後に脱走兵に対する死刑判決が実際に執行された事は無かっ

た。小さいころから不幸な家庭の中で素行が悪かったという記録が残っ

ているのは事実ですが、今読んでいる本にはその生活の内容は細かく書

かれていてそれほど悪くは書かれていない。心優しい青年だったようです。

てんかんと小児麻痺を持つ妻のアントワネットのところにただひたすら帰

りたかっただけなのです。執行の最終決定を出したのは、あのアイゼンハ

ワーです。それぐらい重要な決定だったのです。しかし、しかしです。問

題はそこではない。3か月前に買った本の内容をすべて精査していて、ピ

ンポイントで記事を出してくる現在のWEBの世界のほうです。偶然なんで

しょうか、2日前に読んだところなんです。


SMYTH DX=E オンデマンド糸かがり機

2026 年 1 月 29 日

イタリア スマイス社製 自動糸かがり機が納入されました。

オンデマンド印刷した平版の印刷物がかがった状態で出てきます。

本邦初のお目見えです。石田の古いかがり機は持っていましたが

折をやって丁合を取って糸かがりをする。3工程だったのが1工程に

なりました。1冊からかがれます。


RLSWYZE NIKE AIR MAX 95

2026 年 1 月 15 日


RLSWYZEさんから暮れに急な相談があり急遽靴のカタログを作りました。

無事納まってイベントも盛り上がったようで安心して正月休みに入る事

が出来ました。暮れに私の靴のサイズを聞かれたのでお教えしていたの

ですが、まさかのまさかです。黒い靴が送られてきました。エアーマッ

クス95です。身長が5センチぐらい伸びました。これは、シークレット

ブーツとしても使えますね。エアマックスは履いたことはありませんでし

たが父のために買ったことがあります。父は昔気質の男で何処かに出かけ

る時でもジャケット着て革靴を履いてちょこちょこと歩いていました。

介護をしていて特養に入っていた母に会うために毎日のように長い坂道を

歩いていました。そんな父のためにダウンジャケットとエアーマックスを

買いました。父は、宙を歩いているようだと喜びました。毎週洗濯機で下

着と一緒に洗っていました。地に足を付けて地道に歩くを信条に生きた男

をエアーマックスは変えた。心の在り方や気持ちまで変わっていった。

道具一つで変わるものがある。エアーマックスと来週の命日が一緒に降り

てきた。

「食権力の現代史」藤原辰史

2026 年 1 月 14 日


戦争の前段階にあるのが飢餓や食糧不足です。そこを取り仕切っているのが

世界規模の穀物商社。穀物商社と軍隊はセットで動いているのかと思う程。

ナチスの飢餓計画は、その前にイギリスからやられた飢餓計画に着想を得た

戦術で担当だった大臣は、ニュールンベルグ裁判を生き延びて戦後の穀物商

社にしっかり安住の地位を得ている。だから続いているのです。人びとが乱

暴になるのはお腹が空いて死の恐怖に脅されるからなんですね。その行動原

理を支配者は良く弁えていて、いかようにもコントロールする。パレスチナ

の人たちを鉄砲で撃つ前から、飢えで弱らせている。あらゆる事をやってい

る。ずっと続いているのですね。モンサントを買収したバイエルンはドイツ

の企業ですが、基本的な考え方は、あまりナチスと変わっていない。藤原さ

んは、度胸がいいね。本当の事を真っすぐ喋っている。忖度も遠慮もない。

旭川の人だと言うところに合点がいく。

去年、「和食人類学」という本を出版された玉利康延さんと話をしていて

玉利さんと藤原さんが同じようなことを言っておられるなと思ったので藤原

さんのお話をしました。そしたらすでに読まれていて、京都大学の講義にも

行かれたと話されていました。若い学生の中に中年の親父が一番前の席で話

を訊いていたので講義後声を掛けられて研究室で長く話したと言っておら

れた。そんな話を聞いていて性格も似ているなと笑った。


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