ボー、と生きる

2019 年 1 月 28 日

8才位までボーッとしていました。言葉もあまり知らなかったし、

何を如何したら良いのかよく判らなかった。人との関係もどの様に

作ったら良いのかよく判っていない子どもでした。傍からは馬鹿な

んだろうなと思われて居たようです。で頭の中は、ボーッとしてい

たかと云うと自分の中ではそうでも無くていろいろと動くもの見て

いたし、家畜や虫も良く観察していた。葉っぱの臭いや動物のフン

も良く嗅いでいた。雲が流れていくのをジーッと見ている子供は、

大体、ボーッとしているように見えますね。でも、あまり早いうち

から世間に参加しても余り良いことは有りません。小さい頃は、じ

っくり自然観察や人間観察をやってよーく飲み込んでから参加して

も遅くは無いのです。8才になって兵庫に引っ越して父親と住むよ

うになってそんな私の蜜月は終焉を遂げます。2323と並んだ通

信簿を見て激昂した父親のスパルタ教育が始まったのでした。

5歳のころはボーッとしているのが正しいのよ。ちっさい頃から小

賢しいのは、クリエイティヴな人には成れないですね。

おきなわ食べる通信 島にんじん

2019 年 1 月 25 日

沖縄の食材は、地味だなとずっと思っていました。ご馳走と云うのでは

ないなと思っていました。他の地域の食べる通信に比べて少し地味。

しかし、食べることはぬちぐすい(命の薬)、滋味で良いのですね。

ご馳走ばかり食べる人には徳がつかない。よぉーく判ります。

ふくおか食べる通信 ぬか炊き

2019 年 1 月 25 日

去年梶原編集長が次回の食べる通信は、ぬか炊きだと教えて頂いた時から

少し興奮している私がおりました。「ぬか炊き」殆んどの方は知らないと

思います。文字通りぬか漬けのぬかで炊くのです。青魚を醤油と砂糖みり

んで炊くのですが、仕上げ前にぬかを入れて炊きます。魚にぬかの味が着

く訳ではありません。ぬかに醤油と砂糖みりんと魚のだしが着くのです。

そのだしが染み込んだぬかと魚を一緒に口中に投入してすかさず白い熱々

のご飯を頬張ります。世界で一番美味い食事がこれです。魚が無くなって

もぬかだけでもう一膳食べれます。生まれて初めて食べた時は、ご飯が無

くなって、皿に残ったぬかを舐めて、頭叩かれていましたから。一応、小

笠原流の作法の厳しい家でしたがそんな事をきれいさっぱり忘れさせてし

まう味なのです。小倉の伝統料理です。明日は、作ってみようかな思いま

す。おばあちゃんを思い出しながら。

JOSEF SUDEK

2019 年 1 月 24 日


たまたま、本屋さんで見つけてしまい、買ってしまいました。

グラビア印刷が綺麗です。世界は、人生は、社会は、女性は、

人間は美しい。第一次世界大戦に従軍して負傷して片腕を失く

してしまった。その代わりに世界をかけがえの無い物として感

じる心を手に入れました。

兵庫食べる通信 リンゴ

2019 年 1 月 24 日

青森と長野で全国の8割の収穫量を占めると云われている林檎。今回は

兵庫県のリンゴ農家さんです。少々、他の2県より温暖なため2か月ほ

ど長く樹上で育ちます。その2か月が通常のモノより高い糖度を溜めこ

みます。(18度~20度)それで尚且つ、減農薬なのです。2か月長

くて糖度が高くて減農薬。当然手間はかかりますが、健康を一番に考え

たらそこは譲れない手間ひまです。私も秋になるとリンゴが楽しみです。

王林、紅玉、ジョナゴールド、秋映、夏あかり、シナノゴールド、シナ

ノスウィート、つがる、むつ、サンふじ、陽光、昂林、シナノドルチェ。

イニュニック未明編集室の次の本は、林檎の本です。

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