EDR(イベントデータレコーダー)

2019 年 6 月 5 日 水曜日

蕎麦屋のテレビでは、まだプリウスの急加速の話をやっていました。

そんなことが起きるのか?踏み間違えなのかそうではないのか?

外部から電磁波でコントロール出来るようになっていたら怖いですね。

25年近く乗っていたAT車をマニュアル車に乗り換えた時には少し慌

てました。変速ギアとスピードが判らないのです。交差点で曲がる時に

2速なのか3速なのかはたまた、1速なのか?その時その時の状況によ

るのですが全然選択が出来ないのです。カーブの先が上り坂と云うパ

ターンもあります。曲がり角の度にノッキングしたり、エンジンブレ

ーキが効きすぎたり、そんな私の姿を見ながら隣でかみさんはストレ

スを上げてるようでした。現在のオートマ車と云うのは、随分複雑な

事を自動でやって呉れているのです。年を取っているのでひと月位掛

かりました。ナビなしで見知らぬ土地を何かを探しながら走ると云う

のは、本当に大変なんです。おまけにウインカーとワイパーが逆だし、

頓珍漢なところでワイパー動かしています。そんなポンコツドライブを

楽しんでいる身からすると踏み間違いと云うのは、あるようである訳は

無い気もします。ここはAT車もマニュアル車も変わらない処です。運転

の基本中の基本です。今の車にはEDRと云うモノが付いています。トヨタ

車には2012年から全車種付いています。フライトレコーダーの様

なもので事故前のエンジン出力、ブレーキの有無、どの様な状況で走っ

ていたかすべて記録されています。そのEDRの情報が出てこない処が不

思議ですね。私の車にも付いています。マニュアル車ですがエンジン異

常などが起こると警告ランプが付きます。そこを解除しないと出力上が

らない様になっています。

機械に自動でまかせていると我々はどんどん劣化していきます。マニュ

アル車でさえドタバタ人生劇場が始まるのですよ。スマホが無くなった

らどうなるのでしょうか?だけどドタバタ人生劇場の方が絶対面白いの

ですね。

8964

2019 年 6 月 4 日 火曜日

またあの天安門が起きますかと云う問いに起こることは無いでしょうと

云うのがほとんど人民の感想みたいです。人間を食べていたと云う記述

も在った大躍進や文化大革命。喰うや喰わずの天安門からやっと30年。

今は、一応飢える事の無い経済発展が在って、今は日本のバルブの様な

どんちゃん騒ぎがやっと収まりかかっているような状態です。人民の自

由を認めない国家資本主義は、世界最強の国家を作り出すでしょう。中

途半端に認める事は有りません。一人一人の人民の強さを一番判ってい

るのが中国共産党です。父親の家に出入りしていた中国人夫婦の奥さん

は、亭主の悪口を云った同僚を職場まで乗り込んで3発、げん骨で殴っ

たと云います。そんな奥さんがただの乱暴者かと云えば、そんな単純な

ものでは無く、孔子の言葉殆んど暗記しているし、魯迅の話もちゃんと

出来る人なのです。近くて遠い隣人なんですね。

ニューヨーク公共図書館

2019 年 6 月 3 日 月曜日

土曜日の午後の回で観ました。いつも団塊の世代に囲まれて観るのですが

若い女性ばかりでした。多分図書館関係の人達、本関係の人が多いなと云

う印象でした。ずっと満席のようです。予備知識なしで図書館成る物を深

く考察することも無く、いきなり図書館の世界に放り込まれました。そこ

で行われているのは、本の貸し出し業と云う範囲に収まらない様々な活動

でした。地域の開かれた知と多様な文化、市民の交流、より良い人生への

手助け、民主主義のベースを支えるあらゆる試み。世界で最も有名な図書

館。半分が市の財政、あとの半分は民間からの寄付です。エルビス・コス

テロやパティ・スミスが喋っていた。多分ボランティアでしょう。アメリ

カの他国への振る舞いは、腹が立つものが在るけど自国での民主主義を支

える仕組みは、やはりいいなと思います。アメリカに命からがらやって来

た人たちは、誰かの助けを借りながらアメリカンドリームを実現させてい

きます。成功したらちゃんと次に来る人たちのための手助けを準備してい

る。コリン・ウイルソンの真似して私も図書館で勉強していました。アル

バイトをギリギリまで削って、残りの時間を殆んど図書館で本を読んでい

ました。だけどこんな図書館が在ったらもう少し知性のある人間になれた

かも知れない。しかしこの図書館が指し示している事は、実は知性と云う

事ではありません。パブリックがすべき役割の本質的な部分です。副題に

エクスリブリスと在ります。蔵書票、後ろの見返しにその本の所有者を記

した票を貼る事。ニューヨーク公共図書館の蔵書票とは、何でしょうか?

サービスを提供する裏方とそこを利用する人たちの全て。その人たちをエ

クスリブリスと云うのだと思いました。約3時間半、間に休憩が在るので

4時間近く座る事になりますが、様々な事を考えさせてくれる映画ですね。

映画が終わってエンドロールになる瞬間、結構な人たちがドッと起ちあが

って怒った様に出て行くんですね。日本で出来る訳が無いと云う事でしょ

うか?だとしたら、日本の未来は暗いままですね。

上へ