明石瞳 写真展 流れ者図鑑
2018 年 12 月 6 日 木曜日生まれてくるということは選べないのに、ひとたび生まれてきたら、
わたしたち、死ぬまで選択を繰り返さなくてはいけない。
何を食べ、何を食べない?何を着て、何を着ない?どこへ行き、何をして、
どこへ帰る? 明日も生きる、それとも、生きない?
選択の権利と、選択肢の数があること。
それってたしかに世界を相対的な価値観で眺めたときには、とても贅沢な
ことなのかもしれないけれど、「生きる」と「死ぬ」が、等価の選択肢と
してある世界に存在しているって、本当はそれだけで「生き延びる」と
いう感覚だっていい。
わたしとあなたが、ふたりとも「生きる」を選んだときにだけ、はじめて
わたしたち、一緒にいるか、いないかを、選ぶことができる。
流れ者、同士よ。 文|湯本愛
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サードディストリクトギャラリー:新宿区新宿3-8-9 新宿Qビル4F
2018年12月11日(火)~12月23日(日)
OPEN:13:00~20:00
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明石さんは男の女のズブズブの中に素っ裸で飛び込んで行って
カメラで定着させる人です。(あくまで比喩ですから)
今、とても期待している作家なのです。