明日はどっちだ

2018 年 7 月 30 日 月曜日

先週の木曜日から4年に一度の印刷機製本加工機機材展が明日まで

行われています。私は先週の金曜日行って来ました。先週の半ばか

ら、エアコンの掛け過ぎで冷やしてしまった様で、首が回らない状

態でのアイガス訪問。待ち構えた営業マンからは挙動不審に映るの

か訝しがられる気配がビンビンに伝わり、あまり質問も出来ない状

態でざっと視察してきました。目新しい物はこれと云ってありませ

ん。実際現状、印刷業界は、新しい商品開発は出来ておりません。

未来が見通せない状況で20年使う機械の構想がどうやって建てられ

るでしょうか?歯切れの悪さと夢を語れない印刷業の未来。そこに

縛られると明るい未来は出て来ません。経営とは未来の設計図を形

に置き換えていく事。首の回らない風見鶏のような私が偉そうなこ

と言っても説得力はあまりないですが・・・・。

中国からの印刷事業者が大勢来ていました。リョウビさんは、展示

説明を中国語でずっと行っていました。中国社会では出版印刷が抜

け落ちてIT社会にいきなり行ってしまいました。ITを使いこなした

うえで洗練された印刷物、出版物と云うのはこれから十分育ってい

く素地は在ると思いますが、彼らがネット印刷を始めたら日本の業

界には脅威となるでしょう。実際にその様な話は聞き始めています。

唯一送料と云う壁で防げるところもあるかもしれませんが、そこも

突破されたら、日本の印刷業界は瓦解するかもしれません。機械操

作の無人化やオートメーション化と云う方向では支えきれない潮流

なのにそこでがんばっているメーカーも有ります。首が回らない分

正面から向き合うしかない見方で一応見てきました。どっちの方向

かは大体見えています。

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