ふくおか食べる通信 蕎麦と味噌

2018 年 7 月 24 日 火曜日

蕎麦は復興のシンボルです。東日本大震災でも、津波をかぶった荒れた土地

に蒔かれたのは蕎麦の実でした。少々の瓦礫や塩分だろうと蒔けば身を付け

ます。今回は、九州北部豪雨から1年、朝倉復興応援特別号として象徴的な

作物、蕎麦です。しかしながら、痛手は思ったより深刻でした。会員分の量

を賄うことが出来ず特別にダブル食材、カネダイさんのお味噌を急きょ、特

集する事になりました。こちらは普通の当り前の有り難さを象徴します。復

興応援特別号に相応しい食材が揃いました。朝倉市松末で蕎麦の栽培が始ま

ったのは2012年。5年経ち耕作面積も増えパッケージデザインも決ま

り、さあこれからと云う時にあの日2017年7月5日がやってきました。

死者行方不明者42名のうち20名もの犠牲者がここ、松末から出たそう

です。松末全体で取り組んでいた過疎集落自立支援事業のそば作り。だから

こそ蕎麦を作らなくてはならなかった。そして蕎麦は出来ました。松末の

蕎麦で命の流れに触れてみて下さい。

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