たった一行の明滅
2018 年 4 月 6 日 金曜日本の帯、最終稿。「君たちはどう生きるか」と云う本はそのタイトルだけで
200万部売れました。あんなタイトルを付けて欲しいと駄々を捏ねると
編集部が知恵を絞って、キャッチコピーを付けて来てくれました。
「たった一行の明滅」言葉は神なり。あなたに見つけられる事に
よってあなただけの言霊、祝詞、真言になります。
本の帯、最終稿。「君たちはどう生きるか」と云う本はそのタイトルだけで
200万部売れました。あんなタイトルを付けて欲しいと駄々を捏ねると
編集部が知恵を絞って、キャッチコピーを付けて来てくれました。
「たった一行の明滅」言葉は神なり。あなたに見つけられる事に
よってあなただけの言霊、祝詞、真言になります。
本日は城の日です。こちらは畠中さんの「Be revived」 お城の写真集です。
去年印刷・製本させて頂きました。表紙のお城は、岡山備中松山城。
天守閣が霧の中に浮かぶ幻想的なお城の写真です。
一般的に城と云いますとズバリ天守閣をイメージしますが、天守閣は城の
一部でしかありません。端のお堀から又は山のすそ野から全てがお城です。
畠中さんに教わりました。目を見開かせられました。ですから写真集には
石垣の崩れかけた残滓から小高い丘、又は唯の山塊様のものまで城跡と
して写し撮られています。勿論メインの天守閣を中心にお堀の端から端
でと云った写真がほとんどですが、お城と云う概念の広がりにまたその
戦陣の残照に驚嘆の一言です。今のお城ブームが始まるはるか前より
ライフワークとして全国のお城を撮影されています。素晴らしい写真集です。
www.kazuhisahatanaka.com こちらからお買い求めできます。
在りし日の熊本城。
日本カメラ発行 聖山 永遠のシャングリラ 渡辺千昭写真集
渡辺さんが25年に亘って撮り続けてこられた中国、チベット辺境部の山々の
写真集です。昨日ご入稿で来社くださったおり、去年出版された写真集を
頂きました。この25年で驚くべき変貌を中国は成し遂げて来たと云われます。
牧歌的なシャングリラと云われていた所に高層、高級ホテルが立ち並び、2000
キロに及ぶ高速道路は、聖地に大量の観光客を送り込む基幹道路となり、巨大
資本は悠久の時間を紡いできた農民たちを誰にも見向きもされなかった土地へ
追いやります。そこに住み着いていた人々の暮らしが豊かになるのだったらまだ
納得も出来る話ですが、ただ追いやられるだけ。習金平になってますます加速
しているようです。渡辺さんは山岳写真家ですが、この写真集には山だけでは
無い多くの人々の暮らしや歴史が写されています。
外から帰ると色々な伝言があります。