炭鉱節、尾仲節

2015 年 4 月 15 日 水曜日

食卓に出来たばかりの写真集を置いて一杯飲んでたら、かみさんが

帰ってきて「あらこの犬、マジックで目の周り縁取りしてあるの?」

と云うのです。そんなことするわけが無い。直方には、このような犬が

いるのです。こうゆう瞬間に行き合うのが写真家の仕事。この一歩を

踏み出すのをじっと目で追いながら待っているのです。

溶鉱炉や炭鉱で働くと目の周り鼻の中耳の中、真っ黒になります。

未だに私、耳の中、石けん付けたタオルで洗っています。私の習慣では

無いですが、そういうものだと倣ってしまった。口や鼻から入った煤煙は

肺に入り毛細血管のどん詰まりで行き留まる。そんなせいなのか

そんなことあるわけないのか判りませんが、炭鉱町の川筋に生きる人は

皺や陰影、輪郭が濃い人が多い。北九州から直方、田川、飯塚近辺。

尾仲さんの写真も時間の濃さが細部に現われています。

炭鉱の炭が街も生活も人生も色濃いものに縁取っていくのでしょうか?

尾仲浩二写真展「海町」

4月17日~5月30日

10:30-18:30(土17:30まで)

日・月・祝日休廊

ツァィトフォトサロン(昨年移転していますのでご注意ください)

中央区京橋3-5-3 京栄ビル1F

http://www.zeit-foto.com/about/index.html

=============================

尾仲浩二写真展「海町」

震災のあった港町の写真展

4月17日~5月30日

10:30~18:30(土17:30まで)

日・月・祝日休廊

ツァィトフォトサロン  (昨年移転していますのでご注意ください)

中央区京橋3-5ー3 京栄ビル1F

http://www.zeit-foto.com/about/index.html

=============================

こちらで「直方」売っています。

築地 一兆円の皮算用

2015 年 4 月 13 日 月曜日

先月テレビ東京さんから「築地食べる通信」のお話がありました。

豊洲の新しい商業施設の計画がとん挫しているという話もありました。

棒を差して神輿になるそうです。

先々週はこの通り歩けないぐらい、何百人もの観光客が居ました。

ココはIT関連企業が店の権利を買って寿司屋にしてしまったところが

多いようです。

此処のもう少し先の酒屋でチーズ売っていて、それが安くて美味しいです。

2種類のカレーの合いがけ。ここでいろいろ教えて貰った。

築地市場移転。場外は動かないことに決めたそうです。

新しい豊洲市場は併設の娯楽施設のほうが風呂屋の問題やら

一般駐車場の関係などから計画が白紙になり始めているようです。

ところで、移転した跡地です。「ここは、この後どうなるんですか?」

そしたらいろいろと教えてくれました。NHKが来るという話がありま

した。巨人の球場を作るという話もあるそうです。毎日、5万人がすし

食いながら野球観戦と云ったら、これは明らかに遊びの重心がぐっと

海側に動きます。跡地の売却益が1兆円。5000億円が豊洲にかかる金額。

イヤイヤ、そんな金額よりこの跡地に何を造るか?造ろうとしているのでしょう。

まだ跡地に関しましては、箝口令が引かれていて何も出て来ていないそうです。

豊洲が出来て実際に移転してからでしょうか?話が始まるのは。

しかし、実際跡地にとても魅力的な施設が出来たら、豊洲はただの市場に

なってしまいます。

こういう地味な普通の食堂が好き。ジャージャー麺が美味しかった。

羽化4頭目

2015 年 4 月 7 日 火曜日

昨日帰ったらまた、一頭羽化していました。

下の羽根が開ききらないまま固まっています。必死になって飛んでいます。

鳥類は最初に見た動くものを自分の親だと認識するそうですが、

このアゲハ蝶もそう思っているのか、食事の間中、体に留まったり

周りをひらひら飛び回っていました。

外は冬。体に障害。より一層愛しい。

カフェ・ド・フロール

2015 年 4 月 6 日 月曜日

YEBISU GARDEN CINEMA   復活のこけら落とし上映作品。

「カフェ・ド・フロール」  ダラスバイヤーズクラブの監督作品。

天使とマリアのお話と現代のアダムとイブのお話が交互に

続いていきます。これはどのようにつながっていくのかな?

少しかったるいな、アダムとイブのいちゃいちゃが少し多いなと

出ようかなと思っていたところでなんと輪廻転生が出てきます。

「えーぇ」今度は「仏陀ですか」と思っていたところで二つの物語は

一気に加速し始めて驚愕のラストになだれ込みます。

気が付いたらボロボロ泣いていた。ほんとになんで泣くのか

判らない。何が起こったのか判らないです。上手く言葉に出来ない

のです。断片、メッセージが少しづつ心の中に溜まっていって一気に

爆発したみたい。冒頭、空港でダウン症の子供たちのグループと

すれ違うところ、主人公の後ろ姿をカメラはずっと撮っています。

右手でほほを触る、そしたらその右手が濡れている。さっき幸せそうな

家族と別れたばかりで、そのようなショットを入れてくる。それもほんとに

よく見てないと分からないような濡れた輝き。ここで泣く?最初にこのような

しかけをアピールさせられると途中で息が抜けなくなる。強制させられた

集中が最後のカタルシスに向かって一気に燃え上がる。このような映画

体験は初めてです。この監督は多分法悦とかトリップが好きなんでしょう。

butterfly

2015 年 4 月 6 日 月曜日

金曜日の夜に孵化しました。土曜と日曜は雨も降るし寒いので

しばし、家の中でゆっくり懇談。今日、朝。飛び立っていきました。

今日は温かい、チョウチョにとっては気持ちいい一日でしょう。

明日からはまた寒くなるし、まだ友達もいないので、今日一日だけ

かもしれませんが、一週間頑張れば、本格的な春がやってきます。

それまで持ちこたえてくれるといいな。

上へ