沖縄
2015 年 5 月 12 日 火曜日今年に入って本屋さんで見つけて即購入の2冊。
石川竜一さんの「絶景のポリフォニー」「オキナワポートレート」
イニュニックにおいでの写真家の方々の何人かは、今年の
木村伊兵衛賞を期待されておられましたが、見事に持って行かれて
しまいました。力強い写真です。沖縄の荒みが見事に写し出されています。
カメラは八ッセルブラッド、デジタル。正面からどーんと映しています。
2年前結婚式で沖縄に行きました。一番の楽しみは美ら海
水族館であの巨大なジンベイザメを見る事でした。
スケジュールの都合でその前にひめゆりの塔に行きました。
みんな凛々しくも可憐な娘さんたちでした。南国特有の黒目がちの
瞳が輝いていました。高速に乗って100キロ離れた水族館に
向かいました。レンタカーのプリウスのアクセルをベタ踏みすると
180キロ出ました。隣でかみさん何も言いませんでした。
水族館の駐車場にある車はほとんど「わナンバー」と「Yナンバー」
でした。「わナンバー」はレンタカーです。「Yナンバー」は米軍関係
です。割合は6:4ぐらいでYナンバーが多いです。YナンバーのYは
横須賀のYだそうです。中は賑やかな米軍の家族ばかりでした。
「ダディ、マミィー」子どもたちが走り回っています。
10分ぐらいで出てしまいました。
日本の陸軍は県別に編成されますが、沖縄県だけは無くて
他の県に割り振られました。信用されなかったのでしょう。
アメリカが沖縄周辺に集結を始めた時、対抗するために派遣されて
きたのは、山西省に展開していた部隊でした。山西省は石炭の鉱山が
沢山あったせいで、共産軍との戦いが熾烈を極めたところで、48年
ぐらいまで日本軍は闘っていました。沖縄の人にとってアメリカより
怖かったのは、山西省から来た部隊かも知れません。
父の部隊は福建省で米軍の上陸に備えていました。中国に
上がってこないで沖縄を捕りに行った。そのおかげで私は、
今ここに居ます。