しまなみ海道 うどんとお好み焼き
2015 年 5 月 9 日 土曜日3日の晩は鞆の浦に泊ろうと探したけどどこも満員で、仕方なく
福山市内のビジネスホテルに投宿。翌朝は6時前にチェックアウトして
愛媛の今治までうどんを食べに行きました。しかし、どこを探しても
うどん屋がありません。今治駅ならあるだろうと向かったは良いが
駅の中の食堂があるばかり。四国の人は朝からズルズル、うどんばかり
食べよるんじゃなかですか?とおばちゃんに詰め寄ってもフンッと
「あれは讃岐だけよぅ」と笑われる。メニューのうどんは11時からだからと
も一回突き放されて、朝定食を注文する。注文したのにおばちゃん
いっかな作ろうとはせず、お茶だけだしたら、レジの小銭を数えています。
どこからか出てくるんだろうとぼんやり外を眺めていたら、輪行袋の
サイクリストがどんどこどんどこ通り過ぎてゆきます。山姿の年輩組も
居られるけど、こちらはお遍路さんなのでしょう?しかし、しかしサイクリスト
だらけです。興味津々で眺め続けたところでやっと朝定食の到着です。
店の奥でサランラップを取っています。おもむろに出されたご飯とみそ汁は
冷えていはいないけど、どこかの契約食堂から持ち込まれたもの。
この時点でまた30%ぐらい、テンションが下がります。我々の朝定食は
二人のおばちゃんがそれぞれ持って来てそれぞれ帰って行ったようです。
食べ終えて会計していると、新たな朝定食が運び込まれてきました。
かみさんに目配せして後をつけることにしました。サイクリストも気になる
けんど、朝定食の秘密工場もほおってはおけません。ひょっとして、
そこには朝うどんの行列が出来ているかも知れません。おばちゃん尾行
されてるとも知らず、のんきです。途中喫煙場所で長い煙草をゆっくり
吸ってまたアジトに向かいます。そして戻った先には、駅の店と
同じ名前の食堂が暖簾を出していたのでした。めでたしめでたし。
気を取り直してまた、大三島に向かいます。沿道には夥しい数の
サイクリスト軍団がしまなみ海道を目指し一路ペダルをこぎ続けています。
此処はサイクリストの聖地だそうです。高所恐怖症の人は無理ですね。
今治市から来島大橋で大島へ。伯方・大島大橋で伯方島。ここは「伯方の
塩」で有名なところ。そして大三島橋で大山祇神社の大三島。
ここの多々羅道の駅の駐車場に自転車を積んだキャンピングカーが
ずらりと勢揃い。怠りなく準備に勤しむサイクリストの面々。鐘はまだかと
逸る気持ちを高ぶらせています。
多々羅大橋で生口島。因島、向島、尾道です。
全長70キロぐらいでしょうか?景観、スリル、街並み、高低差。
距離も丁度良い。次の休みは是非とも挑戦しなければなりますまい。
尾道ではお好み焼きを食べました。東尾道駅近くの「風里古」
2号線沿い。店は汚いです。雑然としています。
作り方も雑ですが、味は美味しいです。大阪や神戸からたくさんの
自転車乗りがやってくるみたいで、おばちゃん少し、興奮していました。
今は何が起きているのか少し理解しているみたいですが、日本中から
この店目指して人がやってくるという事、びっくりしながらも楽しくてしょうが
無いようでした。こんなに幸せそうなおばちゃん、お好み焼き食べるより
会いに行く価値は充分にあります。実際、広島の有名店より遥かに
美味しいです。大体、検索の上のほうにいる店で当たりだったことは、
ほとんど無いです。