伊藤信夫商店

2014 年 5 月 27 日 火曜日

上製本の本では表紙、見返し、本文、本扉など等、本を形作る重要な

要素がデザインを決定しますが中々侮れないものに花布、栞がございます。

本をひも解いて目を引く、花布、栞も本の美しさをより引き立てるアクセントと

なります。上製本のご注文のお客様に時々、栞の品番でご注文される場合が

見受けられます。「伊藤信夫商店しおり14番」などなど。

慌ててカタログを貰いに行ったのです。

伊藤信夫商店 板橋1丁目 こちらのサンプルは有料です。¥2100-

もともと、神田で営業されてたそうですが、14年前にこちら板橋に移られて

来られたようです。アサヒクロスさんも神田から板橋に移られておいでです。

花布(はなぎれ) 本文の天地ノドギリギリのところに付ける飾り布です。

補強のための物でもあります。

伊藤商店さんの花布は昭和初期からの名著、名書に数多く使われている

有名ブランドです。

栞(しおり) 読書進行中の中断箇所を挿し示す天のノドより垂れ下がる色つきの

紐です。テグスなど透明なものは用をなさないので無意味です。

私は、好きな箇所だけ読むのに使ったりしますが、最近は栞の付いた

高価な本はあまり読んでいないので、もっぱらドッグイヤーで済ませています。

水仁舎 造本家の北見さんは花布を編むところから始めるようです。

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