熊野世界遺産

2013 年 5 月 8 日 水曜日

散髪とかつらの店。

熊野三山は、神仏習合、廃仏棄釈の遺産ですが、

ここは、廃物利用の店?

丸々肥えた商店街のネコ。揃えた両手がいじらしい。

スナック兼焼肉。一石二鳥。

ここはやっぱりロードではなく、ランドナーが似合います。

紀伊新聞の一面のコラムに富士山の世界遺産登録についての

懸念が書かれていました。記者の人は2回上ったそうです。

20年前は空いていたけど3年前に上った時は人だらけでうんざり

してしまった。熊野の地は富士山が肉眼で見れる一番の遠隔地で

何かの縁があるが、まっ、とにかく富士山は鑑賞の山で登る山では

無いという趣旨。私も同じ意見です。でも富士山が遺産登録されると

お客取られちゃうなという思惑も見え隠れします。おととしの豪雨で

屋根の上まで水に浸かって客も来なくなってしまい、やっと今年の春

から客が戻り始めたばかりだというところだそうです。

東北を襲った貞観の大地震の5年前に貞観の大噴火があり、宝永

大地震の49日後に宝永の大噴火がありました。今の富士山はお気楽に

登れるような山ではないのです。

和歌山新宮

2013 年 5 月 7 日 火曜日

連休で和歌山に行ってきました。1月にかみさんの母さんが

亡くなってもう田舎に帰ることも無くなり、久々の観光旅行です。

かねてより来てみたかった熊野です。行き当たりばったり、

泊るところが無かったら野宿でもいいよねと何も計画立てないで

新宮駅に降り立ちました。駅の観光案内所で地図と名所を聞いて

いざ歩き始めます。和歌山ラーメン、中上健次、路地、ゴトビキ岩、

神倉神社、速玉大社、熊野屋(素泊まり)。

入り道が判らなくて迷いに迷って、やっと見つけ出しました。

中上健次さんのお墓。私は墓マイラーというわけではなく、

ただ単に墓地好きというだけで、終わった人たちが静かに眠って

いるだけというのが落ち着くのです。かみさんは、まだ気持ちが

あっちの世界にあるようで、嬉しそうに草むしりしています。

墓前に手を合わせ、中上さんが亡くなってからのはるき氏の暴走ぶりを

報告させてもらいました。最近は教祖のような物言いです。神様の

ところまで降りていくと湧き出るようにお話が溢れ出すので、私にも

筋が判りませんなんて平気で言うし、みんなも「お~、素晴らしい」

などと感嘆の声を上げます。中上さん私は文学が判らなくなり

始めています。などということを草むしりのかみさんの尻を眺めながら

所在無げに考えておりました。

神倉神社。断崖絶壁の上にあるように見えるので、ひょっとして

エレベーターがあるのかなと考えてしまいました。

高さ100メートルぐらい?最大斜度45度。ここで毎年2月6日

の夜、行われるお燈祭り。2500人の氏子が手に松明をもって

一気に駆け下ります。多分日本で一番危険な祭りではないかと

又は諏訪大社の御柱祭りと双璧だろうと思います。

この石段を登って降りてみればわかります。大群衆で足下も見え

ないで駆け下りる。これはまともな神経で出来る世界では無いです。

新宮に育たなくて良かった。

ゴトビキ岩。下から見上げると亀の頭だとすぐにわかります。

女性は、素知らぬ顔でしっかりと拝んでいます。

ゴトビキ岩のすぐ後ろにあるのがこれです。

こちらは、女性でしょう。

神倉神社のそばの清め水のところで5・6人の地元の

小学生がオタマジャクシから孵ったばかりの蛙の子供を

集めて遊んでいました。その中の一番のがき大将をからかい

ながら、「ところで、君らはあの岩の上にあがったことあるかい」

と聞くと、「俺は保育園」「俺は幼稚園」などと一斉に自慢します。

岩の上まで5メートルぐらいある。小さいころから鍛えられている

のですね。なんとなく子供たちのやり取りを聞いていると、体の

大きいのも線の細い子もいるけど、みんな平等にからかいあったり、

笑いあったりしています。行き過ぎた言葉があるとガキ大将が、

「そんな言い方はねえだろう」と諭していた。

ここは、いい街だなと思いました。道を尋ねてもみんな親切です。

昔から旅人を向かい入れていた歴史があるのでしょう。

駅のそばに大逆事件の石碑がありました。明治政府から

嫌われ続けた歴史。縄文人が関西で最後に守り続けた砦。

他にもいろいろと面白いことがありましたが、続きはまた後程。

じぇ!じぇ!じぇー!

2013 年 5 月 2 日 木曜日

マイブーム!なんでもかんでも「じぇ!じぇー!」と言って驚いています。

朝から陽気なのは良いです。一日が楽しい。

八丈島の清水あすかさんが「二本足捧げる」で

第三回荻原朔太郎記念とをるもう賞を受賞されました。

カバーと帯が一体になっていて開くと清水さんの絵が

出てきます。ジュンク堂池袋店3階、詩・短歌・俳句のコーナーで

清水さんの絵画展を開催中。

これは多分蔓バラです。ゴールデンウィークの間しっかり水を

やるように仰せつかって水やりしたもの。ものの10分もしたら

萎れていた花がみごとに花開きます。

12センチ程に育った鈴木君と佐藤君。

最近出たマイルスのアルバム。オランダ アムステルダムの1960年の

コンサート。全体的にゆるい。でもとても聞きやすい。これはじんわり

染み込んできます。あれいつもと違うなと5回ぐらい訊いたところで

ライナーノーツを読んでみると、いろいろと面白い話が書いてあります。

まず、何やら実験めいた演奏をしているらしく、途中で半分ぐらいの

客が帰ってしまったとのこと。でも残った人たちには大絶賛だったとのこと。

夜中の12時に始まったのですが、その前に別のところで一つ公演を

済ませてからその日二つ目の公演だったとのこと。

コルトレーンはその前の年に「ジャイアント・ステップ」を出していて

成功を収めていたので今回のマイルスのツアーには来たくなかったということ。

まあ、そんなこんなで不貞腐れと脱力感丸出しの二人のゆうるーい演奏が

なぜか私にはいいのです。マイルスの音楽は、いつも緊張をはらんでいて

上手いなと思うですが心に染み込んでくる音じゃない。

久々の新しい音源に興奮しているだけかもしれませんが、

何かが違うような感じがします。

3月に出席した矢澤曜君の結婚式。日清食品陸上部の面々と

早稲田競走部面々。去年から日清の駅伝部所属です。

今年は村澤君と佐々木君が入って、来年はまた凄い新人が

入ってくるようです。

先日会社にお礼に来てくれたので、ひとくさり苦言を呈す。

監督も少し懸念を表明しておりましたが、幸せすぎるマラソン

ランナーってどうなんでしょう?

自分の壁を超える唯一の力というのは、自分の中に貯め込んだ負の力

だと思います。こんな考えは、古いのかな。「死に物狂いで走らないと

勝てないよ。」と申したのですが、飄々とへらへら笑いながら表彰台に

立つ姿も見てみたい。

先月のブックフェアーでは、たくさんの注文を頂きましたが、

特に顕著だったのが、ラフ書籍用紙でのご注文でした。

OKアドニスラフ、HSハミング、コスモエアライト、OKブライトラフなど。

紙屋さんに注文だしても手に入らないことが多々ありました。

他の皆さんもお使いのご様子。そこで日本製紙さんのb7シリーズ。

微塗工のラフ書籍用紙です。b7トラネクスト、b7ナチュラル、

b7バルキー等。風合い、柔らかさ、色味などとても良い雰囲気です。

こちらの取り扱いも始めさせていただきます。

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