色校正屋さん

2012 年 6 月 27 日 水曜日

4時30分 夜明け。

色校正屋で働く人に胆管癌になる確率の人がとても多いとニュースになって

います。色校正屋さんとは、印刷前に実際に使う用紙に2・3枚を手刷りの

校正機で色校正を行う業種の方々です。それをお客様に確認してもらって

本印刷に入ります。校正印刷をした後にブランケットについたインキを手早く、

確実にふき取るために強い速乾性の溶剤が入った洗い液を大量に使うため

です。印刷屋も昔は使っていました。強ければ強いほどこびり付いたインキを

簡単に落とせるからです。20年ほど前は、私も息を止めて使っていました。

しかし、自分が嫌なモノを従業員に使わせるべきではないと考えて、すぐに

使わなくなりました。我々印刷屋は、使っても1時間に1回ぐらいでしたが、

色校正屋さんは1分に1回以上使うと思います。シンナーを吸い続けながら

仕事をしているのと一緒です。エコと云うのは、その材料、材質、製作過程

労働環境まで含めて全てに環境に優しいものでなくては、エコとは言えません。

イニュニックは、優しい命の循環を考えて設立した会社です。環境負荷の高い

薬剤などは使っておりません。原子力のせいで環境とかエコなんて言葉が

吹き飛んでしまった感は否めませんが。

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