紀伊国屋書店 リトルプレスフェアー
2011 年 4 月 14 日 木曜日グラフィック社、石川理恵さんの「リトルプレスをつくる」が刊行。
上の写真の「母と子鉄の鉄道おさんぽ帖」はライターの石川さんが
実際にイニュニックに注文していただいて制作したもの。
その注文過程やいろいろな打ち合わせ、質問などを「リトルプレスをつくる」
の中で体験的実践リトルプレス出版として書いておられます。
この中でイニュニック大失敗をしてしまいました。最終加工では四方の
角丸でした。小口の角丸は問題なかったのですが、中とじのノドの
ところがきれいな角丸になりません。ヴァンヌーボと云う用紙の
せいだと思うのですがどうしてもほんの少し紙が剥けてしまいます。
最終的に販売のご予定とお聞きしていましたので、問題が発生した旨を
お伝えし小口の2箇所のみの角丸と云う事で了承していただきました。
全体のデザインから四方の角丸のほうが絶対素敵だと私自身も思ったので
何とかしたかったのですが、敵いませんでした。絵本のような分厚く硬い
紙だったらよかったと思います。つくづく一期一冊だと思います。
こんな失敗しているのに奥付の監修協力のところに(4章印刷・製本)
イニュニックと入れて戴いてしまった。冷や汗ものです。
ありがとうございました。
今週の土曜日、4月16日から5月15日まで紀伊国屋書店新宿南店で
全国各地よりお勧めのリトルプレスを集め展示販売フェアーが催されます。
弊社のお客様の本もいっぱいあれば嬉しいなと今から楽しみです。
新しい表現や、それぞれの強い想い、こだわり。
小さいが故に自由であり、シンプルで、個性が際立つ。
今は小さいモノのほうが届き易い。
紀伊国屋書店の店員の方々からのご注文。
編集やデザインのレベルが高い。
しかしそれにしても手から手へ具体の力が大きく復活した
感じがします。