いきものがかり

2010 年 7 月 28 日 水曜日

いきものがかりと云うバンドは、なんとなく「神がかる」の反対の

「生きものがかる」と云うような意味合いで、デジタル世界に対峙するような

感じで名前を付けてるのかなと漠然と思っていました。

朝、「ゲゲゲの女房」の主題歌を聴いていると妖怪や幽霊や魑魅魍魎などの

あちら組に対しての「生き物係り」と云うようなシンプルな意味合いかなとも

思えます。

デジタルや妖怪や神さまたちが私らのあれやこれやを面白うしてるのは、

確かやけど比重が大きくなりすぎると、おかしゅうなってまうのも事実です。

私ら生き物は、この悲しい糞袋かも知れへん肉体の範囲内でやっていくしか

あれへん様な気がします。

子供の絵

2010 年 7 月 27 日 火曜日

姪の家族がディズニーランドに行くために、上京して来ました。

朝から部屋の中を走り回る子供には閉口ですが、家の中に子供が

いるのはいいものです。

ディズ二ーランドのお絵かき教室で母親が描いたミニーの絵。

6歳の姉が描いた意地悪なミニー。

4歳の妹が描いた阿呆のミニー。

子供の目は本質を直感的に見極めているようで なんとも愉快です。

うすけずりん

2010 年 7 月 22 日 木曜日

「うすけずりん」爪を削る道具です。500円玉ぐらいの大きさです。

中心の丸い穴が鈍角の刃になっています。ここで爪をとぎます。

爪をとぐと云えば、獲物を待ち構える雌豹のイメージですが、使って欲しいのは

介護の現場。これで自分で爪を研いでもらいます。皮膚を傷つけることは

ありません。特に足の爪。足の爪は、なかなか気づきません。

あまり伸びてないように見えます。でも内側に巻いていき厚みを増します。

2,3年切ってもらえなかった爪は、とても悲惨です。

醜く節くれだって妙な具合に曲がってしまった母の爪を見たときほど

自分の愚かさを痛感したことはなかった。母も恥ずかしかったのかいつも

隠していた。失敗談だったら山のようにある私です。

この商品は、うちのお客様の「タカハシ金型サービス」様の商品。

板橋が誇る技術職人の社長さんと赤塚養護施設の面々が

丁寧に作っております。

帰省

2010 年 7 月 20 日 火曜日

法事。むずがる小さな幼子の泣き声のほうがお坊さんのお経より心に響くと

云ったら、やっぱり罰当たりなことなんだろうなと思います。

でもその小さな姿だけが救いです。繰り返し繰り返しつながって行く。

私らの耳が馬の耳だと云うは事実なんですから、もう少し赤子の泣き声に

負けない念仏のありよう云うのも考えてもええのではないかと思いました。

土曜日と月曜日は、脳挫傷で入院の義母に付き添う。

義母は、アルツハイマーを患って約10年になります。

アルツハイマーだと分かってから、特養のデイサービスに通うように

なるのが早かった。まだ全然、生活に問題がないのに週一回、自発的に

通いだしました。行ってもやって貰うことはあまりなく、ただもう少し重たい人の

お手伝いをするだけなんです。義父はあまり賛成ではありませんでした。

でも「これはあたしのことなんや、黙っといて。」と云って押し通していました。

私が母の介護で放心しているような時、義母はさりげなく励ましてくれました。

それがあったから義母のところに通っているわけではありません。

たった一人でさりげなく戦い始めたんです。

アルツハイマーは記憶障害の病気ですが、認識はできるのです。

そして脳は、損なわれた部分を補うように違う回路を作りだす様です。

毎日、家の前の農道を一日中歩いていました。それを見て、村の人たちは

いよいよほんまモンの阿呆になりよったと思うたんやと思います。

でも義母は、意に介さなかった。「こんなことになる前は、綾ちゃんどこへいこ、

あそこへ行こてしょっちゅう誘いに来てたのに、今じゃあ、だあれも近づきも

せえへん」 一緒に歩いていてゲートボールの集まりにそう毒づくことも

ありました。私は、義母と一緒に散歩する時、とにかく笑わせます。

腹がよじれるほど笑わせます。見せつけるように笑わせます。そして義母も

まるで全て分かっているかのように笑います。

それでも一昨年、義父が亡くなってからは、急に症状が悪化し始めました。

月の半分ショートステイでお願いしていた施設から今年の春、ちょっと乱暴的な

ところと徘徊があるからと利用を断られることになりました。

それで乱暴を振るわないようになる薬を飲んでおとなしくなるのだったら受け

入れると云うのです。

「薬合わせ」と云う名目で紹介された精神病院に義母をひと月ほど預ける

ことになりました。そしてそこで転んで頭を打って血管が切れたようです。

今回、会った義母はもう昔の姿ではなかった。一瞬焦点が合って笑うことは

ありましたが、長くは続かない。

今年のゴールデンウィークでは、良くなっているところもあるように感じていた

のです。

決して自分一人のために始めた戦いではないのです。

だから私は、まだずっと義母の戦いを見続けていたいのです。

義母がよく送ってくれた辛味大根。義姉に頼んで作って

もらいました。

キュート&クール

2010 年 7 月 14 日 水曜日

イニュニックのエントランス。 「キュート & クール」 

左の動物シリーズは上野の博物館で買ったポストカードで作ったもの。

右のスカルはメイプルソープの写真集についていたふろく。

柔らかいものから硬いものまで何でも印刷します。

内容はあまり変化ありませんが少しお奨めの紙が変わりました。

会社の前で大きなマンション建設が始まりました.

上へ