皆既月食

2007 年 8 月 29 日 水曜日

夕方の6時ぐらいより、屋上に上がっては、月の出番を待っていたのですが、雲までも一直線に並んでしまい、残念な事に、皆既月食を観測できそうにありません。7時を過ぎると雷までピカピカ、光始め、今回の月食は無理だなと諦めたのです。

しかし頭では諦めても、気持は思い切ることが出来ません。とにかく何が何でも月を食べないことには、収まりがつかない。

コンビニに行けば月餅があるなと思いながらも、それではちと軽すぎると深慮を巡らして、思いついたのが、永福町の大勝軒。

まん丸の大盛りの大勝軒のラーメンなら、何等遜色は、ありません。

稲妻と土砂降りの雨の中、ワイパーを最速にして車を走らせていると、否が応でも血が騒ぎ出します。

ラーメンに生卵を付けてもらって月見ラーメンにして皆既月食を目指したのですが、スープを3分の1、残してしまい、皆既月食にすることが出来ず、惜敗。

9時30分、店を出たら雨もやみ、右肩にほんの少し影を落とした満月が、流れる雲間から顔をのぞかせていました。

2007 年 8 月 27 日 月曜日

「あのなぁ、あのなぁ、ここだけの話やねんけどなぁ、あのカメラの男おるやろぅ。あいつなぁ、隣町でなぁ、猫集めて、ものごっつぅー悪い事しやはってたみたいやでぇー。気ぃつけやー。」

「へぇー、何やのん、そのものごっつぅー悪い事て。」

「まぁー、そのぅー、いわゆる洗脳ゆうやっちゃ。表向きはナ、グローバリズムたらゆうてな、わしらのくらしむきをもうちょっとようしたるゆう名目でな、礼儀とか作法とかいろいろさせるんやけどな、まっ、ハッキリゆうたら、ユニバーサルレベルでの消費システムの中に、家畜としてワシらーを組み込もうゆう魂胆やがなぁ。」

「へぇー、何やようわからんけど、不自由なんは、かなんなぁー。」

「隣町へ行ってみぃー。どの猫もこの猫もみんな、土下座してんねんでぇー。」

「それって、あんたが今してんのが土下座ゆうのんちゃうのん。」

「いや、まあー、そのあの。アホゥ、基本的に心持が違うがなぁー。」

空辺の情景

2007 年 8 月 26 日 日曜日

海辺の町で育ったので、海は、何時間見てても飽きません。

空辺のマンションで空をボーと眺める時間も増えると、空も空でなかなか味わい深い景色を見せてくれることに気付きます。

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