ギャチュンカン

2005 年 10 月 2 日 日曜日

この本は、登山家、山野井夫妻の登山の話です。

一般には、あまり知られていませんが、ソロでなら今、世界でも最強ではないかと思われている登山家です。

去年、本人が出した本の中にも「ギャチュンカン登山」の話があり、それを読んでいたので、どういう内容かは、知ってはいたのですが、今回、沢木さんが書かれたこの本は、さすがにプロのノンフィクション作家の仕事だけあって、迫真の描写に読みながら脂汗のようなものをかいていました。

山野井泰史さん妙子さんは、鉄人のような意志と体力を持った人達です。でももっと凄いのは、生きようとする人間の、最後に搾り出てくる、「命の力」です。本当に感動します。

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