シューズ

2005 年 9 月 10 日

更衣室の床の靴。1年前にイニュニックに入ったヨコヤマ君の靴。なんともいい味がでて来たと、言うべきか……。この靴のように彼の心と体も疲れ果てているのだろうか……。

昔の印刷職人は、「印刷は、目で視るもんじゃない。耳で聴くものだ!」と言われていました。この靴の様子だとまだまだ耳で聴けるところまでは、来ていないようです。でも、いい本を刷り上げようと、一生懸命、動き廻っている姿は、想像できます。

私がこき使っているのか、彼が不器用なのか、どちらなのかは、分かりませんが、1年半分の成長は、遂げてる様です。

試案「夜のサンシャイン」

2005 年 8 月 6 日

サンシャインビルの隣に新東京タワーを建てる計画がありました。実現したら毎日、写真を撮ってタワーが出来ていく過程を記録しよう、と目論んでいたのですが、それが頓挫してしまったのでどうしようか考えていたら、浮かんだのが夜のサンシャイン。

濃い夜が降りて来る事もあるし、軽めのウキウキした夜もあります。台風が近づいている夜は少しまだらになって、頼りなさもみせてしまいます。

若戸大橋

2005 年 7 月 30 日

北九州市若松で、納骨と初盆。ウルサイぐらいの蝉しぐれです。夏、ヒロシマ、ナガサキ、墓参り、終戦記念日。黙祷を捧げる時、いつも静かな空間を埋め尽くすのは、蝉の声です。冥福を祈り乍ら聞くセミの読経は、しかし、なぜか、心を静かにします。

「閑さや岩にしみいる蝉の声」芭蕉。山寺で詠まれたこの句の「岩」は、「残された者の心なのかな」と、今回思いました。

野々とぽぽ

2005 年 7 月 18 日

長野の友人宅の野々とぽぽ。一年に一回ぐらいしか会わないのに覚えてくれていて、車から降りるとちぎれそうな程、尻尾を降り乍らかけ寄って来ます。

こんな風に出迎えてくれると、やっぱり又今回も、上等なソーセージを買ってやろうかと思ってしまいます。犬の尻尾はとても分かり易いです。

若い頃、女の子にも「あんな尻尾がついているといいのにな」と思ってました。

ツンと澄した綺麗な女の子と事務的な話をしている時、ヒョイと彼女の後を見ると、ちぎれそうな程、尻尾を振っている。とても分りやすいです。

金峰山・瑞牆山 ヨッチン 五丈岩

2005 年 6 月 4 日

秩父山群の中で一番好きな山です。アクセスが楽という事、短い時間で高度感のある頂上に着けるという事で、わりと新人をつれて来るにはもってこいの山です。

大体、ここからの帰りにはクツはどういうのがいいとか、ザックのメーカーは?とか話始めます。6月の第一、土・日は、学生のワンゲル部の新人山行なんかも来ている事が多くて、とても朗らかな山行になるので楽しいです。

初めての山。ほんとに今時の若者で、雨が降った時にカッパを着たのですが、ズボンをギリギリまでさげてました。「それじゃあ歩きにくいだろうに。」と。後ろから見てました。

でも、そんな彼も、山に魅入られ始めているようです。

金峰山、五丈岩に立つ隊長。五丈岩は、金峰山の頂上近くにある、約20メートルぐらいの高さの大きな岩のカタマリです。カメラを持って登って来てしまったので、写真はこれしかありません。

4年前、少しビビッたのと、ギャラリーが多かったので怯んでしまったのですが。今回、キンプに登ると決めた時から考えていたのは、五丈岩制覇だけでした。

無事登頂。ていうか意外と簡単です。ほんのちょっとの勇気だけかな・・・・・・。

ちょっと自慢です。私的には久々の快挙です。

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