散髪

2013 年 6 月 3 日

髪を切ってもらいに行くところは、大体いつも同じで、

通いだすと滅多に変えません。それなりのセンスが感じられれば

あとは大抵お任せで、適当に短く切ってくださいといつも頼みます。

今行っているレックショップは、前の店から独立して開業した小さな

お店で、私は応援のつもりで待合室の本棚を取り仕切っています。

主に写真集。新しく買った写真集は一通り見たら、ここに来ます。

他にも音楽を担当しているお客さんがいます。とても若い人らしい

のですが、この方の選曲がとても素晴らしい。あまり知らない古い

ジャズから新しいものまで、とてもうまく組み合わせておられる。

ご自身もいろんな店に音楽配信の仕事をしようかなと言っておられる

ようですが、十分に商売になるセンスだと思います。

昨日行ったら、骨董の坂田さんの本があったので、「戸井田くん、

骨董って好きだったっけ?」て聞くと「お客さんなんです」とのこと。

「おおー、スゲー!当代随一の目利きに選ばれた腕なんだね」と

褒めたんですが、それは取りも直さず私の審美眼も坂田氏と同等と

いう事かもしれず、応援し甲斐があったというものです。

土日以外はいつも暇そうで、もっと繁盛してもいいのになと思って

おります。「レックショップ」目白通りと山の手通りの交差点の近くです。

ウナギイヌ(本人談)に似た可愛い女の子が髪洗ってくれます。

まともによいしょし過ぎちゃったので、ちょっとこんな感じで

汚しときます。

煙草

2013 年 6 月 1 日

先月の30日に池袋駅前に突如出現した、スモーキングエリア。

昨日は世界禁煙デーだったそうです。

煙草のみ受難の時代が続いております。昭和40年に成人男性の

喫煙率が82%で去年が32%。約50年で50%減っています。

あと30年で0%になるかというと、そうはならないで、多分25%を

切ったら一気に0%に転げ落ちるのだと思います。

3分の1と4分の1では、マイノリティ度が違います。

印刷業に携わる者の喫煙率は、とても高かったように思います。

でももうほとんど吸っていません。煙草吸っていなければ持たないほどの

濃密な時間でもないし、稼ぎでもない。

80過ぎたらまた吸いたいなと考えているのですが、煙草の文化は

もうそれほど長続きはしないのだろうなと考えます。

マルチスクリーニング

2013 年 5 月 31 日

マルチスクリーニングとは、同一版面上で複数種のスクリーニングを

配置することを云います。通常は、モアレを防いで中間調の滑らかな

表現と彩度を上げられるFMスクリーンと平網の安定した印刷を表現で

きるAMスクリーンを混在させる、ハイブリッドスクリーニングが一般的

です。

AM,FMそれぞれに長所と短所があります。AMは網点が規則正しく

ならんで網点の大小で色の濃淡を表現しているので、安定した印刷が

出来ます。でもグラデーションの調子が一定では無かったり、モアレが

発生したりすることがあります。FMは金属など鮮やかさを強調する

印刷物などにとても向いております。また、明るい自然の印刷物に

とても向いております。しかし、薄い背景色や平網などが大きな面積を

占める印刷物では、時々薄い白い線などが出てしまい、どうしても解消

できないことが多々ありました。

このハイブリッドスクリーニングは、FM20μとAM250線または、AM

300線で行うのが一般的です。

今回印刷させて頂いたポスターのお仕事でとても面白いパターンが

ございました。カラー印刷なのですが全体はモノトーンです。商品だけ

カラーです。でもあまり色が無い商品ですので、全体はモノトーンに

見えます。全体の写真を100線のAMで、下の小さな商品は175線

のAMです。カラーで100線という粗い線数を使ったことが無かったの

ですが、モノトーン表現でハイコントラストで100線という組み合わせは

なかなかインパクトのある表現になっております。

紙や画像などでチープでインパクトある質感というのは、今皆さんが

目指しておられる方向とは思いますが、スクリーニングでの調整という

のもとても面白い試みだとおもいました。

それから、今回ご指定の中越パルプ「スマッシュ」という用紙がとても

雰囲気が良かった。嵩高の微塗工紙なのですが、なぜかとても

グロス感が出ているのです。

稀勢の里関の優勝

2013 年 5 月 25 日

今度こそ、今度こそ。

うちの曾爺さんは、相撲取りではないけど、

一年中、仕事しないで相撲ばかり取っていて

身上をつぶした人でした。代々の言い伝えで

遊び呆けないでこつこつ、こつこつ地道に働かなければ

ならんのだぞというのが、我が家の家訓です。

しかし、そんな事情もなんのその我が家は、みんな大の

相撲好きで、これは何の血なんでしょう?

今回、稀勢の里関が落ち着いているのは、出げいこのおかげ。

正体見たり枯れ尾花。というのは言い過ぎとも思いますが、

原寸の敵を知り、対策を練る。これは基本中の基本です。

今度こそ、優勝を見たいものです。

二日で完売

2013 年 5 月 23 日

ニューヨークのダシュウッド・ブックで売り出した岡部桃さんの

写真集「DILDO」は二日で完売してしまいました。

内容は性同一性障害の女性の方の日常と外国での手術を

リアルに写したもの。ずしりと持ち重りする体裁。

そして、中の写真は写真家の方が1枚1枚、手で貼ったもの。

これほどのヘビーリアルな写真集が売れないはずがない。

本の文化が長い、欧米だからこそ、その価値がすぐわかるのでしょう。

これを何とかして増刷したいですが、手貼り作業が難問です。

でも、きもはやはり手貼りなんだと思うのです。

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