食べる通信
2019 年 2 月 15 日 金曜日昨日の夜、テレビ東京のカンブリア宮殿に我らが高橋編集長が出演しま
した。村上龍先生は、閻魔大王にそっくりです。割と毒舌で宮殿に登壇
する経営者達の賞罰を断じます。その閻魔大王に果敢に挑んだのが高橋
編集長。ふてぶてしいまでに吠えまくり、ぐうの根も出ない閻魔大王。
秘書の小池君は艶っぽい媚を振りながらとりなしていました。小池君は
強い男が好きなのかもしれませんが。それでも閻魔大王は大人です。海
千山千の経営者を断じて来た天秤棒、最後は上手く纏めて鉾を収めたの
でした。喧嘩腰に熱くなるのは、それだけ一次産業の現場の衰退を直に
見てきたせいです。現場を知らない閻魔が何をほざくかと云う目で我々
だって見ていたのです。映像の中で奈良の福吉さんや福岡の梶原さんも
映っていましたね。さて今回の奈良食べる通信は、「大鉄砲」と云う在
来の品種の大豆で作った豆腐の物語りでした。甲子園球児から豆腐屋丁
子、面白いお話しでした。我が家の婆さんが得度出家した尼さんだった
ので、肉や魚を食べる習慣があまり無く殆んど毎日、大豆から出来たも
のを食べていました。豆腐、厚揚げ、納豆、ガンモドキ、油揚げ、そう
こうするうちにおっかさんは、豆腐屋にパートに出かけるようになって、
ラインナップに豆乳も入ってきました。市販の豆乳が売り出される遥か
前から我が家では豆乳を飲んでいたのです。給料とは別に余り物の豆腐
などを持って帰るようになり、私は殆んど豆腐で育ったようなものです。
還暦オヤジが蕎麦打ちを始めると云うのは、良くあるお話ですが、豆腐
作りを趣味にしたいぐらい、豆腐が好きです。