日本経済新聞 読書蘭
2019 年 6 月 15 日 土曜日またまた、奥山さんの「庭とエスキース」
書いてくれたのは、飯沢耕太郎さん。
またまた、奥山さんの「庭とエスキース」
書いてくれたのは、飯沢耕太郎さん。
未明のロゴマークは、天地逆でした。音楽デレクタ―の外間がイメージし
ていたのは、音の出力記号。それが逆になって心のダウナー記号になりま
した。
見返しの絵は風に飛ぶコンビニ袋です。家財道具一切を入れていた
コンビニ袋を捨てた瞬間。
表紙のテントは野戦病院のテント。傷病者が寝かされています。
装幀はあばら骨が浮き出た様な薄上製風の仮フランス装。
帯カバーの絵は、ボレッタ・シリス-フー。霧が立ち込めた山の絵です。
去年の春に私が勝手にイメージしていた本からのメッセージ。
令和になって露わになり始めた世相かも知れません。