用紙の値上がり

2018 年 12 月 13 日 木曜日

来年1月の初荷から用紙が値上がりします。3社とも20%と云う金額で

お願いしますとの事です。コート、マット、上質関係です。b7シリーズ

やピクシードなどは元々少し高めなので7%位と云っています。1月に入っ

て製紙メーカーと代理店、卸と本格的な値段の攻防に入って行きますが、

印刷会社としてはこのまま、お客様に20%上がりますとは中々言えませ

ん。大体、印刷物の発注は前回単価と云うのが基本になっていてその金額

で予算を組むので発注金額が上がるというのは年間計画が崩れる訳です。

特に今年度、明らかに各社、各団体、印刷広告費の予算を削っています。

今年4月に大きな流れの変化が有り、潮目が変わったなと云う実感が有り

ました。多分そこが今回の値上がりの大きな要因だと思います。ネット通

販の影響で世界的に段ボール需要が逼迫し、来年再生紙の生産を止めると

ころが出て来ました。中質紙も受注生産になるようです。ラフ書籍用紙も

ギリギリの数量しか造らないと云う感じになるようでしたら、常に在庫切

れの紙が発生する可能性があります。ペーパー&プリントやっと出来上が

る処なのですが、タイミングが悪いと云うか時節を読めないというか、何

はともあれ、来年の印刷は大きく変化する年になると思います。出版や広

告、印刷会社、紙を取り巻く環境の正念場になる事でしょう。

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