フォトブックシンポジウム
2018 年 9 月 3 日 月曜日ニューヨークのセッションプレスの須々田さんのシンポジウムが
渋谷のCASE tokyoでありました。川島小鳥さんと菅野恒平さん、
IMAの東さん。ニューヨークの写真シーンの現状と考察。申し込み
出来なかったのですが端の方でお話し聞かせて頂きました。
ニューヨークは棲み分けと派閥でさほど魅力的なシーンが出来にくい。
勢いが在るのは香港、台湾、韓国、中国。この辺りで川島さんがとても
注目されているという事。生活が豊かになって文化が花開きだしている
のがこれらの国だと思います。特に中国はアートや文化がすっぽり抜け
落ちていて(文化大革命で全部壊してしまった)生活が豊かになってこ
この爆買いが始まっているみたいです。作品の質では無くて高価な装幀
だと飛ぶように売れるみたいです。インドネシアの出版社から出ている
写真集を少し観ましたが、インドネシアもレベルが高かった。生活から
アートに社会が動く瞬間に新しい感性がどんどん出てくる。「必要」ほ
ど強い動機は、他にないのですね。アートブックフェア―の東さんから
重要な情報が。来年の東京アートブックフェア―は、海の日がある連休
のようです。7月。暑い。季節で云うなら芸術に一番遠い季節でしょう
が、戦略としたらとても賢い時期ですね。世界中が夏休みです。7月の
海の日と云うのは家族連れや海や山が好きなアウトドア派にとっては、
ゴールデンウィークからの久々の連休なんですが、写真やアートの人達
にとっては、どちらかと云うと郊外に出かけるのは避けたい日ですね。
真っ青な空、茹だる様な灼熱地獄。印刷業界は、5月、6月、7月、割と
暇です。場所はまだ教えてくれません。何処かの美術館。