藤本宗作写真集「箱の中」完成

2017 年 4 月 29 日 土曜日

昨日「プライバシーマーク」の取得の日記を書きました。

舌の根も乾かないうちに翌日、こんな写真集が完成しましたという

日記を書き始めています。完全な共犯者として許されるのでしょうか?

でも作品としては凄いのです。30年たったから許してと云っても許される

はずも無いのですが、ずっと本に出来なくて持ち続けてきた作品です。

人と人との間にある空気、昭和という時代の最後の1年、電車の中という

濃密な空間、人間社会の凝縮。ギュウギュウに牛舎に詰め込んで牛を

飼うのを密飼いというそうです。満員電車も人を運ぶ密時間。

「大きなカメラに大きなストロボ付けて、被写体見つけて何十秒。

土門拳のように撮った、4000枚。選りすぐりの64カット、さあ御立合い」

藤本さんの顔もさらしときます。大満足でお褒めの言葉を頂きました。

5月1日から新宿のプレイスMで個展を開きます。7日まで。

12:00~19:00まで。

スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバル18

2017 年 4 月 28 日 金曜日

第18回スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバルは

東京青山の複合施設、スパイラルが企画運営するアートフェスティバルです。

公募によって集められた様々なジャンルのクリエーター150組を選出して、

スパイラルホールを舞台に次代を担う新しい才能を紹介します。

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会場:スパイラルホール(スパイラル3F)港区南青山5-6-23

会期:2017年5月2日(火)ー5月7日(日)11:00-19:00

:グループA|2017.5.2(火)-5.3(水) 11:00-19:00

:グループB|2017.5.4(木)-5.5(金) 11:00-19:00

:グループC|2017.5.6(土)-5.7(日) 11:00-19:00

入場料:一般/500円、学生「いいね」「フォロー」で無料

:一般/ABC通し券/1000円、学生「いいね」×3回「フォロー」×3回で無料

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プライバシーマーク取得です。

2017 年 4 月 28 日 金曜日

今更ながらなのですが、プライバシーマーク取得しました。

3月初めに取得してサイトにも貼ってなくて、告知もしてなくて

先週、やっと額を買ったので「登録証」を入れて入口にぶら下げています。

1年半かけて、100万円以上お金を使って、やっと取得したのに、今頃

こんなとこで告知をしている。他人に大事な人の秘密を漏らすというのは、

それは心の問題で、本気で悪い人がやろうと思えば防ぐことは出来ません。

真面目な人、うそをつかない人、裏表のない人。お天道様、ご先祖様に

恥じない生き方をしている人を雇うしかないのかもしれませんが、そんな人は

いないかも知れない。やはり地道に、プライバシーを守り続ける手立てを決めて

全社員周知の元、研鑽を続けるしかないのかもしれません。

「イニュニックは、プライバシーを守ります。」

東北食べる通信4月号

2017 年 4 月 24 日 月曜日

3月号の食材が獲れなかったので食材を変えて紙面を創り直して

先週納めたばかりでしたが、4月号は本日、花巻に到着したと思います。

今回は、一家だけの生存の取り組みではありません。小さな集落10軒の

生存の取り組みです。平地の少ない山ばかりの村。どのようにすれば、

村全体が生き延びていく事が出来るのか?いろんな努力を結実させ

何とか成功を治めたけど次には高齢化という課題が待っている。でも

負けない。今回も高橋さんの筆致は力強い。

メールでも事情を聞いていて、最後のコラムでも少し触れているので

書いてもいいと思うのですが、今、編集長のお父さんは末期がんの

病床に居られます。深夜病室でお父さんのそばで静かに来し方を

思いながら、原稿を書いておられる。そのような状態での編集長としての

仕事。言葉は、静かに重い。気持ちが全て今回の文章に入っています。

失礼だけど少し泣きました。

山地酪農家 中洞正

2017 年 4 月 22 日 土曜日

この本の中で一番感動したのが、中洞さんの言葉では無く。

ある女子大生が発した言葉。

「この世の生き物はすべて、次の世代のために生きている」

中洞さんの言葉では無いけど一番納得の言葉であると仰っています。

すべての生き物の原点。行動の原点。社会の原点。国家の原点。

それでは、全て個人の楽しみを消さなければいけないかというと

そういう事でもなく、幸せのあり方や感じ方を次の世代にもちゃんと

渡していかなければなりません。いのちのバトンは、幸せのバトン。

酪農は大変だなというのが読後感です。朝、6時から働いて夜八時までの

労働が毎日続くというのですから。それは山地酪農が理想的な酪農だとしても

それは、やはり商売と考えれば大変。お金に変えるところで労働と報酬との間に

大きな差が出来てしまいます。完全な自給自足又は、グループ内での完全な

自足だったら、充分な価値を与える事が出来るでしょう。4・5頭飼うのでしたら

放牧で大丈夫です。6次産業化を目指さないと立ちいかない。

青森のりんごの木村さんもそうですが、6次産業化が出来て成功している人の

商品には必ず物語が含まれています。その商品の開発、苦労、秘訣、達成。

いえいえ、そう考えていくと全ての商品に物語は付いているのですね。

背景がある。大手工場製品には出来ない、物語という属性を小さな製造業者は

付け足すことが出来るわけです。私たちが物を買うというのは物語を買うという

事に他ならない気がします。

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