京都 恵文社一乗寺店とまほろば
2017 年 11 月 27 日 月曜日京都恵文社一乗寺店で「原民喜トークイヴェント吉村萬壱と外間隆史」
10年以上前からそのお名前はお聞きしていましたが、その創業が1970
年代と云うからホント驚きの名書店、恵文社一乗寺店。京都は北のはずれ、
社員の方が云うには番外地にあるお店です。周りにはこれと云って有名な
ものは何もない普通の商店街の一角にあるお店です。それなりに店も大き
くて若いお客様で大繁盛のお店です。新刊も古書も扱い、今とこれからと
人類の知性に拘れば本屋と云う商売が衰退するものでは無いのは、自明
の事。すべては、自動で送られてくる取次システムにすべての問題がある
のでしょう?新しい服が出来たからと云ってどんどん、趣味も流行も関係なく
取次から服が送られてくる洋服屋さんが繁盛するかと云ったら、そんなことは
あり得ません。
今回、トークイベントと云うのに2回、参加しましたが読書の体験の幅が広
がったなというのが実感です。長く私にとって読書は個人的でとても独善的
な行為でした。トークによって理解の深度が深くなったと云う事と、違う視点
の存在が改めて他者と云う者を明確にします。最初吉村さんと原民喜がどの
ように結びつくのかとても懐疑的ではありましたが、終わってみればとても内容
の濃い2時間でした。今回、映像と音声撮ってユーチューブでアップしようか
な思ったのですが、少し逡巡が有って実現できませんでした。吉村さんの
話はやるべきだったと後悔一入です。吉村さんの話はめちゃくちゃ面白い
です。トークの後は30分近く歩いて「まほろば」に移動。あまりよく知らない
処でしたが伝説の店の様でした。