ユーチューバ―の夢

2017 年 6 月 28 日 水曜日

映画美学校さんの学校案内パンフレット刷りました。

b7トラネクスト86Kg。表紙開けたらいきなり両観音。全20ページ。

アテネ・フランセ文化センターとユーロスペースが設立母体。新しい映画人の

育成と発掘。新進気鋭の現役監督が講師であり、自らカリキュラムを組むこと。

今の小学生のなりたい職業の第一位は、ユーチューバ―だそうです。

自分で映像撮って編集してアップする。世界中の人に観て貰えれば沢山の

お金を稼ぐことが出来ます。今のユーチューブは、さほど編集は、されて

いないし、匿名的で偶然性の高いノンフィクション。閲覧数の多寡が作品の

地位を決めています。1億の予算を掛けてユーチューブにアップする人達は

出てこないでしょうか?もういるでしょうね?それほど沢山のお金じゃないけど

いると思います。今は映像の時代。ひな壇に芸人並べてしゃべくりの番組が

「世界の果てまで行ってQ」に負けてるのは映像力。予算も関係するのでしょう。

この前、シリア戦観るために7:30頃、民放点けたらBSみたいなコマーシャル

ばかりやっていて一部上場企業、スポンサー降りてるんですね。情報バラエティー

では、テレビの映像力が生きていない。テレビ東京もスタジオから出てる。

今の私に体力と度胸があれば、アイガーの北壁単独登攀、ドローン撮影、

人生下り坂親父の涙と汗の奮闘録なんか撮ってユーチューブに上げて

成金余生を過ごしたいのだけど、叶わぬ夢です。

映像は世界共通の言語。黒沢明監督は無声映画出身です。

海外で大ヒットした「7人の侍」は音声が無くても楽しめます。映像で全てを

表現しているからです。だから、逆に我々から見ると過剰、濃すぎる。しかし

絵の意味を知っているからこそ出来る事です。

未来の夢見るユーチューバーの方々へ、映画美学校がお待ちしております。

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