パタゴンが居たパタゴニア
2016 年 9 月 29 日 木曜日ブックフェア―で買ったパタゴニア、ヤマナ、セルクナム族の本。
南アメリカ最南端、チリ、パタゴニア。マゼランの航海で生き残った部下ビガフェッタが
証言しています。この土地には、身長4mを超す巨人、パタゴンが住んでいる。
しかし其の後1800年ぐらいには身長は2mぐらいになってしまい、たった
300年で半分に縮んだ事になります。
この写真集は100年ぐらい前のパタゴニア先住民セルクナム族を撮ったもの。
アフリカ、スーダンのヌバ族に勝るとも劣らない美しいセルクナム族。裸にアザラシ
などの油を塗ってその上からボディペインティングしています。普段は素肌に毛皮などを
纏っていて、これらの化粧は、特別な日に行うものでした。
これらの人々は19世紀の終わりごろにはスペイン人によって滅ぼされています。
大体、北米や南米のインデアンは、ヨーロッパ大陸の病原菌でやられています。
故意に病原菌を持ち込むのです。ヨーロッパの天然痘患者の使っていた毛布を
プレゼントして死んでいくのをじっと待つのです。
セルクナム族もその様にして人口を減らされていきました。2年前のパトリシア・
グスマン監督の「真珠のボタン」で描かれていました。