水俣食べる通信

2015 年 12 月 14 日 月曜日

「水俣食べる通信」今月より発刊。熊本のあの水俣です。

チッソが海を水銀で汚して公害認定されてから59年。

汚染された水俣湾を23年かけて埋立、完成したのが1990年。

不知火の海のあらゆるところを調査して、熊本知事が安全宣言を

出したのが1997年。水俣湾で漁業が再開されました。

水俣病の教訓を生かして「環境モデル都市」として廃棄物ゼロの

社会の実現を目指しています。それでも18年、あの水俣だという事で

獲れた魚は水俣以外では売れません。水俣の人たちは大いに食べています。

あの水俣の魚で苦しめられた水俣の人たちがこぞって食べています。

漁師市は大盛況だと云います。びくびくしながら、自分たちで獲ってきた魚を

直接市場で売ったら、近隣の多くの人たちが買い求めてくれ、待ち望んでいたと

励ましてくれたそうです。それもそのはず、水俣湾は素晴らしく美しい海に

生まれ変わっているのです。

尾崎たまきさんのサイト。  http://www.ozakitamaki.com/

12月号は、田村辰紀男さんの「ヒオウギ貝」 色鮮やかなホタテ貝?

かご釣り式の養殖ですので、安定した出荷が望めます。

75才のじいちゃんが不知火の海から上げた「風評に立ち向かう」狼煙です。

水俣食べる通信は、3ヶ月に一度の季刊誌です。

http://taberu.me/minamata

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