焚き火大全
2014 年 11 月 21 日 金曜日焚き火大全 焚火のいろいろ
普通の焚火は、枯れ葉や枯木などを燃やして
ただ暖をとる。あまりべちゃべちゃ喋る人はいない。
朝の冷え切った体を動く体にエンジンをかけるための
もので体が出来上がれば、黙って輪から離れて持ち場に
向かう。でもそのボーとした放心にそれぞれの心が現れていて
ボーのほうがナンボか饒舌というか、エキスが滲み出している。
そんな輪の中で一緒になってボーとしているのが楽しいというか
面白い。
有名焚火俳句200句のうちの気に入ったもの。
軍港を あぶり出したる 焚火かな
おのおのの 過去半身に 焚火照る
捨てし身や 焚火にかざす 裏表
尻あぶる人 山を見る 焚火かな
焚火かなし 消えんとすれば 育てられ
焚火して 上向きの顔 持ち帰る
焚火の輪 背に山々の 寒さ負い
みな黙し 今日のあぶれし 焚火かこむ
一人退き 二人よりくる 焚火かな
わがからだ 焚火にうらおもてあぶる