日本のウイスキー

2014 年 10 月 16 日 木曜日

ディック・フランシス。イギリスの元競馬騎手で推理小説の

作家になった人。「証拠」という本だったかワインの

ボトリングについての犯罪が書かれていた。

日本のウイスキーで国内用と国外用で同じ銘柄のウイスキーの

味が違うのは、あまり知られていないことかもしれません。

これは、別にボトリングに関しての犯罪ではありません。

マルちゃんのキツネうどんの味が関西と関東で違うのは

当たり前になっていますもんね。

両親を連れて台湾に旅行に行ったとき、羽田の免税店で響

買ったのです。向こうで飲もうと思って。家族のマイブームに

なっていてよく飲んでいたのです。それがそれが、飲みなれた

味と全然違うのです。すんごく芳醇で味も重く、ズドンと喉に

染み渡るのです。かあーちゃん以外がみんな唸りましたからね。

「これめちゃくちゃ美味いよ。」20年ぐらい前の事でした。

実際最近、響賞取りました。

国産ウイスキーを過少評価しておられる向きは、ぜひ免税店で

買われることをお勧めします。

変態

2014 年 10 月 16 日 木曜日

植木に産み付けられた卵が幼虫になって葉っぱを食べながらだんだん

成長する様を観察しております。外に置いたままではスズメに食べられるので

部屋の中に入れています。私が近づいてみているときは、ピクリとも動かない。

枝の格好してこのくさい息を吐き散らす大型動物に見つからないよう必死で

擬態しています。かみさんが云うには葉っぱを食べているときは、バリバリと

大変な大きな音を立てて食い散らかしているそうなのですが、私の時には

微動だにしません。葉っぱをある程度食べて成長するとさなぎになるため

樹から降り、鉢からも離れて安全な日陰の垂直な壁を目指します。

先日たまたま、リヴィングの床を横断する幼虫を見つけたので、掌に載せて

外の柳の木の鉢の中に置いたのですが、すぐに鉢を乗り越えてコンクリートの

床に落ちていきました。状況をどのように判断しているのか判りませんが、

もう目的に向かって一直線です。多分マンションの壁をよじ登ってどこか

安全な場所で変態するのでしょう。幼虫の足は10本か12本ありました。

指にしがみ付かれると少しちくりとします。これが蝶になったら足は6本

ぐらいになります。養老さんの身体巡礼という本の中で、チョウの幼虫と

成虫はもう全然別物の生き物というしかないと云うようなことが書かれて

ありました。トンボとヤゴの関係でいうとヤゴの顎や足はそのままの形を

基準にして変形してトンボの顎と足になるのですが、蝶は違います。

さなぎの殻の中で、ミキサーにかけるようにどろどろのぐちゃぐちゃに

一旦溶けるようです。2種類の遺伝子のもとに生きているのですね。

我々人間も途中で変態するのも面白いですね。前半が男性だったら

後半は女性とか、女性だったら男性とか。

内面性ではケッコウ現実としてそうなっているからあまり面白い変態

では無いかもしれません。

イニュニックも何かに変態しようかなと考えたりしますが、今より楽しい

仕事があるはずがない。確かに印刷製本業は苦しいし、それほど

儲かる仕事ではありませんが、一所懸命アイデアを練って工夫された

本を具体的な形にするという仕事は、新たな発見に最初に触れる

仕事ですし、原石を最初に見つけられる場所です。

ですから、イニュニックの変態というのでしたら、そのような場をもっと洗練

させて、見つけるだけじゃない場所に発展させることかもしれません。

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