水窪 山住神社

2014 年 8 月 20 日 水曜日

山住を名乗る人々は、ほとんどここを出自とするそうです。

でやってきました。静岡県浜松市水窪。

北浜松から天竜川沿いを分け入ります。どこまで行っても

山々、山々。人が住めそうなところがありません。

ココは、人が住む場所ではなく、山が住んでいる場所なのかもと

思い始めたその先に、急斜面にへばり付く様に散見する家々。

土砂降りの雨の中、つづら折りの道はどこまでも続きます。

水窪から山住峠に向い、登りきったところに山住神社はあります。

霧に覆われた境内

樹齢1300年。伊勢湾台風で倒れた杉で確認済み。

標高1,100メートル。1300年の大杉に囲まれた山岳信仰の山住山。

愛媛県の大三島の大山祇神社より遷祭して祀ったもの。1300前。

16紋の菊のご紋、三つ葉葵があります。

基本弥生、三河よりの神社だという事でしょうか?

去年読んだ「脊梁山脈」という本の中で、福島の木暮という人が

復員列車の途中、「豊川」で降りた。飯田線。諏訪大社?

天竜川というのは縄文と弥生が拮抗する分水嶺だと思って

いたのです。そして南アルプスの南端に位置する、山住峠の

山住神社こそ縄文の最前線と考えていたのですが、ちょと違うみたい

ですね。

ヤマハの会長と3人の社長がこの親父さんの旅館に泊まりに来た。

料理に手を付けないでうだうだ喋ってるもんで、

「折角出したんじゃけぇ~、早う~、食べんにゃ~、不味ぅなるがぁのぉ。」

というと会長怒り出した。ワンマンじゃけぇー。それでも、翌日帰るころには

「ありがとう」と云ぅて帰って行った。それから、付き合いが始まって、家に

招待してくれたり、竹富のハイムルブシに呼んでくれたりした。

というような話を滔々と喋ってくれました。

ただの湧水です。ダーダー、流れています。とても美味しい。

このトラックに20リッター、20本積んだそうです。

リッター100円として、4万円です。

また、お金のことを考えてしまいました。

山住が石積み

山住の大神は、戦の神様

8月16日、水窪の町の夕暮れ時、家々の玄関先では

石の上に小さな木の櫓を組んで燃やしていました。

開け放たれたある一軒の仏壇は極彩色の飾り物で

壁一面覆われていて、此処の風習はあまり他では

見たことが無く特別の物のようです。

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