PDF/X-4
2013 年 6 月 13 日 木曜日弊社でご入稿でお勧めしているのが、「アドビ PDF/X-1a」 印刷会社に
出稿専用の書き出し形式なのです。去年ぐらいから強力にアドビさんがプッシュし
始めたのが「PDF/X-4」 透明機能にPDF自体を対応させたもの。PDF/X-1aは
プリントシステムを使ってラスタライズするため、画像を分割統合します。時々
統合の際にミスしてヘアラインのような白い線が入ってしまう場合があります。
大体、IllustraterCS,CS2で発生します。バグではないかと言われています。
見えたり見えなかったり、出たりでなかったり、これがなかなか厄介で、弊社でも
何回か見落として印刷してしまったことがあります。CS3以上、InDesignをお使
いの方は問題ありません。PDF/X-4は、アプリケーションから直接書き出すこと
が出来ますので、透明効果がそのまま保持されます。またもう一つ大きな違いが
RGB画像が使えるということ。ただPDF/X-4を出力するためには「Adobe PDF
Print Engine」が必要だということ。イニュニックの出力機は去年ぐらいから
ほとんど新しくしていますのですべてのリップに搭載されています。
今のところ「X-1a」で問題ありませんし、「X-4」はアプリケーションからしか
書き出せないので、ご理解いただいてい「X-4」でご入稿の方しか無用の物かも
しれません。ごく最近やはり線が出た事故があリました。データも問題なく線など
どこにも無いにも関わらずリップに投げたところで起こったようで、しかしその後
同じデータを何回投げても、その現象は起きませんでした。そんなことで
「PDF/X-4」を考えたのですが、全面的に移行できるというようなものでは
無く一つの選択肢に過ぎないものかも知れません。
先日の全仏オープンで女子の選手がボールを打つたびに「フォー」「フォー」
という掛け声を聞いていて、漠然とPDF/X-4の時代がやってくるのかなと
考えていたのです。