ブライトネスとコントラスト
2013 年 5 月 22 日 水曜日パソコンのモニターの明るさ調整は出荷時に一番明るい設定で
出荷されています。これで写真を見ると結構明るく見えます。
でも実際の写真はほとんど暗く、墨を15%から20%落とした方が
良いものがほとんどです。モニターの明るさ調整を最初から50%から
60%に設定しておくと、写真が暗いから明るくせねばとなるまいと
なるように思います。写真を全体に明るくすると少し締まらない感じ
になります。コントラストを上げる必要がございます。
通常出荷時のモニターのコントラストの設定は50%になっている
と思います。こちらも普段見るものとして40%ぐらいに落としてしまいます。
このような設定の下で写真を見ると暗いので明るくしたり、コントラストを
上げたり、シャープネスをかけたりする必要に迫られることになると思います。
ほとんどに写真が暗いのは、モニターの設定に問題があるのでは
ないかと考えました。
最近買った松江泰治さんの「jp0205」青森県と秋田県の
空撮写真。とても良くピントが合っています。実際の土地より
幸せの舞台のようなユートピアに見えてしまう。ここまでシャープで
立体的に撮るためにはどんなカメラが必要なのでしょう。
でも印刷屋の目で見たら画像補正を目いっぱいかけている。
生まれて初めて飛行機に乗ったのが、25歳ぐらいの時で
山形空港から羽田までの便でした。窓際で陸地側でした。
今から考えたら、ちょうど津波にあった海岸線を瞬きもしないで
見ていたのです。こんなにも美しいところでわれわれの生は
紡がれているのだな、でもなんてちっぽけなんだろと感動して
みていました。飛行機に乗って地上を心底感動しながら見て
いたのはそれが最初で最後でその後、私は飛行機が怖いという
ことが判明して、あまり飛行機に乗りませんし載る機会があっても
海ばかり見える航路だったりします。
あの時見た、仙台から福島、茨城、千葉の海岸線は、私の記憶の
宝物です。