モニター表示
2011 年 10 月 1 日 土曜日このウィスキー3本は、お祝いのために用意のシングルモルト。
左のポートエレンは、私が御陀仏のお祝いに、右のポートエレンは、
かみさんが身罷った時のお祝いに。真中の軽井沢は二人で100まで
生きた時のお祝い用。
さて、お酒の話では無く、モニター表示のお話です。
上の写真と下の写真は、正しくキャリブレーションされたモニターで
表示された物とキャリブレーションされて無いモニターで表示された
画像のイメージサンプルです。
プリンターがメーカー独自の美しさ基準で印刷しておりますように
モニターもそれぞれのメーカーの基準で表示をしております。
一般的にとても明るく表示しております。それはなぜでしょう。
皆様が普段お使いのデジカメ、携帯写真は絶対的に光量が
不足しております。またカラーバランスも正しくありません。
それをそのまま表示してもきれいに見えないからです。
今回、正確なデータ通りの色を表示するキャリブレーションされた
モニターを導入してみて、初めてその辺りの事情が分かってきました。
毎回、校正をお取りになるお客様は、ちゃんとイメージ通りの仕上がりに
ご満足の様子ですが、お急ぎのお客様のデータでとても暗く仕上がって
おられるものもございます。
デジタルカメラデータがRGB画像、モニターもRGB画像、画面上で
RGB画像をCMYK画像に変換しても表示されているのは、RGBデータ
での表示です。RGBは光の3原色。CMY+Kは色の3原色です。
色の表現方式がまるで逆なのです。RGBは3色すべてを100%にして
足すと白、透明になりますが、色の3原色を100%にして足すと黒になります。
モニター上で光で表現された写真画像は、明るく鮮やかですが、それをそのまま
紙に印刷しますと暗くくすんだ写真になってしまいます。
カラー校正紙を何度もお取りになるより、写真は印刷屋にお任せいただいたら
如何でしょうか?私どもには写真修正の膨大な量のノウハウがございます。
来週より有料になりますが写真画像補正サービスを始めます。
カラー簡易校正紙も一緒にお送りしますので、校正紙をご覧になりながら
ご自身でお好みのカラー調整もできます。