工務進行とお目付け役、平井さんが今日で引退です。
デザイン会社の社長をやってらしたのですが、イニュニックがやっていることを見て
「面白そうだ、手伝わせろ！」と居座ってしまい、豊かな経験と博識で右往左往する我々を穏やかに導いてくれました。
平井さんの名前は「命」と言います。「平井命」命と書いて「まこと」と読むのですがこれも何かの縁です。イニュニックとは、イヌイット語で「生命・命」という意味です。
平井さんは、弊社で働き始めてその意味を知り、その寄寓を面白く感じたようですが、私は、平井さんの名前を知っていました。67歳にして184センチの身長。
その背丈で若いころは、岩登りに熱中して、北穂の滝谷、前穂の屏風岩、谷川岳の一の蔵衝立などをものにしてきた、偉丈夫です。さすがに「いのち」さんです。
その苛烈な心の熱さとは、対照的な静かさが魅力的でした。
本当にご苦労様でした。
また、明日から右往左往です。
友人宅で見せられたユーチューブのマイルスとコルトレーンのスタジオ録音風景。
1958年4月2日、ニューヨーク。
約8分、「So what」を演奏しています。
マイルスとコルトレーンの映像を見るのは初めてです。
すごく興奮してしまった。こんな凄い映像、ただで見てしまっていいのだろうか？
他にもいっぱいあります。
すべてがただになったら、文化は間違いなく衰退すると思うんだけど。
短いパスは、きれいにつながりますが、長くて強いクロスやシュートは精度が悪くてゴールが決まるように思えない。
まるで「ピンボールマシン」のような日本代表です。
御徒町の自転車屋さんで教えてもらった「長谷川自転車商会」さんへ行ってきました。古いカンパニョロがそこら中にニョロニョロあります。
様子を見るだけのつもりでしたが、長谷川さんと話しているうちに盛り上がってしまい、古いカンパのハブでリムを組んで貰うことにしました。
スピード系の速くて軽い部品を買い足していって、最終的に仕上げようと考えていたのですが、73歳の長谷川さんが今年の正月、一人で雪の新潟をツーリングしてきたと、写真を見せられているうちに何かぼんやりでは、ありますが次のサイクリングライフの形が見えてきたようにも思え、頑丈系で行くことに決めました。
出来上がりが楽しみです。
義父の満中陰法要で帰省。
2月1日の千種川沿いの村々では、一斉に野焼きを行っておりました。
節分に合わせて、春を迎えるための行事のようです。
１８の秋、今のカミさんとの付き合いで、我が家に怒鳴り込んで来た義父でしたが、そのあとはただ黙って許し続けてくれました。
燃えさかる火焔を見ながら、私にはただ頭を下げるしかありません。
