17年目のイニュニック

2009 年 4 月 26 日 日曜日

昨日4月25日は、尾崎豊さんの命日でした。

板橋の印刷会社の営業ををしていた当時、池袋から護国寺に向かう歩道を黒い喪服を着たファンの若者たちが何千人もの列をなして、次から次へ歩いてくるのを思い出します。

雨が降っていたように記憶していますが、みんな傘もささず俯いて悲しみに呉れていました。

19歳の時日比谷野音のコンサートで7メートルの高さの照明から飛び降りて足の骨を折るというバカぶりで私は、少し好きでした。

それがあって、しばらくして私は、会社に辞表を出して新会社設立の準備を始めることになります。

決して尾崎の死が背中を押したわけではないと思いますが、それまで独立を全然考えてなかったことを思えば、何かしら影響を受けたのかも知れません。

影響を受けたと云えば、当時新潮社から出ていた「マザーネイチャー」という雑誌でした。

そこに連載されていた星野道夫さんの連載「イニュニック」。

生命と自然環境。調和と循環。

食べられる者と食べる者との命の循環は、輪廻転生にも通じているようにも思え、それらのものを大切にする会社として「イニュニック」という会社を立ち上げさせていただきました。

立派に胸を張って報告できるほどの会社にできないまま、(今現在もできていないと思っています)星野さんは、旅立たれてしまった。

本日、新工場の契約日です。次の17年に向かう新たな一歩です。

これで、もっと設備を整えることができます。

上へ