書籍偏愛主義

2006 年 10 月 24 日 火曜日

「横浜に最大級の大型書店、開店。1,000坪で55万冊。」と新聞の広告に見つけて、ちょっと慌てたのですが、ジュンク堂のホームページを見ると、池袋店は、2,001坪(10F)で150万冊。「大丈夫、まだうちの方が大きい」と胸を撫で下ろした土曜日でした。

池袋で唯一自慢できるものがあるとすれば、ジュンク堂を置いて他はありません。ありとあらゆる専門書を揃えております。店員の方も、よく勉強されていて、地味な作家の事でも、すぐ答えが返って来ます。

日曜日の午後は、バックにクッキーとお茶を入れて、ジュンク堂まで散歩です。新刊をチェックするのも大切ですが、カバーを開けて表紙の用紙や見返し、扉等を調べて、その手触りや佇いを見るのも楽しみの一つです。センスのいいブックデザインは、ほんとに勉強になります。ですから、バターの多いクッキーは厳禁です。本を汚してしまう。「人は見る事によって、その欲望を増殖させる。」とは、羊たちの沈黙の中で、レクター博士が彼女に与えたヒントの言葉ですが、ここにいると全くその通りだと思います。ですから私は、アマゾンは苦手です。

穂村弘氏の「にょっ記」。こんな日記を書きたかった。

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