ネコな日々

2006 年 2 月 12 日 日曜日

レオ、道場破りに破れる。荒くれ達を呼び寄せてしっまたのは、私です。その日は、一日中道場に佇むレオでした。腹の毛が大きく抜け落ち、その中心からは血が滲んでいます。シッポを触っても逃げようともせず、ただじっと痛みに耐えているかのようでした。・・・・・申し訳ないことをしてしまった。

サルの世界のマウンティング、犬の世界では、あお向けになって腹を見せる。人間は、笑みを浮かべながら両手を揉み合わせる。これは下位の者が上位の者に示す、服従の意思表示なのですが。先週の日曜日、早朝の公園でのことです。私の目線の先には、黒猫が二匹いました。やっと差し始めた太陽の恵みをじっと体全体で浴びていました。そこへ少し大きなドラネコが、ツツツーと近づいて来たのです。黒猫の手前、50cmぐらいのところで片足を少し浮かせて、口びるをちょっとつきだしました。すると近い方の黒猫が、ササッーと動いて、その口びるに、「チュッ」とキスするではありませんか。ドラはもう二歩動いて、もう一匹の猫にも口びるを差し出すと、もう一匹もあわてて近づき「チュッ!」。これは、やっぱり猫の世界の支配と服従の儀式なんでしょうね。初めて見たのですが、とてもかわいいです。

けんかもするけど、キスもする。猫の世界ってまるで若い恋人同士のようですね。ドラは慌ててカメラを構える私を睨みながら、舌打ちしながら去っていきました。

猫道場、閉鎖か存続か、迷っているところです。

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