暗雲
2011 年 10 月 6 日雨が降りしきる。これでもかとばかりに雨雲も垂れ込める。
サンシャイン60が半分以上雲の中です。
雨が降りしきる。これでもかとばかりに雨雲も垂れ込める。
サンシャイン60が半分以上雲の中です。
目がしょぼしょぼしてきたので、眼鏡をはずして下を見たら机の下に
誰かが立っているので吃驚しました。
イラストレーションによる誌上コンペ「第百八十回ザ・チョイス」で弊社の
お客様の大河原様が入選されたとのお知らせを頂きました。
若く新しい才能が花開いていく過程を目の当たりにすることができる、
この場所はいつもとてもわくわく、ドキドキします。
うちで本作った人みんな羽ばたいてほしい。
滑走路、整備してお待ちしております。
鬼子母神駅前。記念の花電車が走りました。近所を走る都電荒川線。
明治44年から走り続けて今年でちょうど100年目。
新宿の早稲田駅から三ノ輪橋駅まで約13キロを結ぶ都電です。
王子の飛鳥山付近は車道を走る路面電車となりますが、ほとんどは
専用軌道を持ち、家と家との間をのんびり駆け抜けます。
南千住の三ノ輪橋は、昔吉原があったところ、永井荷風が遊女の弔いに
よく通った浄閑寺。品川の鈴が森と並んで江戸の処刑場だった小塚原
刑場。ここは子連れ狼の仕事場で、杉田玄白もここで死体解剖をしていました。
回向院は、吉田松陰、鼠小僧次郎吉などの咎人が弔われているところ。
この近くに山谷があり、明日のジョーの泪橋もここにあるそうです。
荒川のこの辺りには、弊社の製本の下請けさんがいるのでよく来ます。
日本堤の方にテレビで紹介されていた有名な馬肉屋さんがあります。
今回で2回めなのですが、また少し足を延ばしました。
店の主は耳が少し遠く、腰も少々曲がり始めた70ぐらいの人の良さそうな
爺さんです。500グラムの馬刺しを塊のままでと注文しました。
塊を手に取り秤に乗せて、油紙に包もうとしたところで手を滑らせたようで
土間に落としてしまったのです。
「あわっわっわあっー!」と声をあげながら、慌てて拾い上げ、フーフー吐息を
吹きかけています。向うを向いて何やら一生懸命布巾で全体を拭いております。
そしてやおら、元の油紙でまた包もうとするのです。
「ちょっとちょっと、おじさん、それ売るの?」
「えっ、駄目かい?」
「駄目だよおぅ、今落としたじゃん!」
「だから、ちゃんと拭いたよ。」
「でもそれ、生で食べるんだよ」
「そりゃ、生のほうがいいね」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「違うのに代えてくださいよう!」と云ってビニールパック入りの物に
代えてもらいました。
この辺は濃くてディープです。
「三和戸のバイ菌で死ぬのかい?」ともう一人の自分が囁きます。
「なんで馬肉にしたのか忘れたのかい?」と畳みかけます。
このウィスキー3本は、お祝いのために用意のシングルモルト。
左のポートエレンは、私が御陀仏のお祝いに、右のポートエレンは、
かみさんが身罷った時のお祝いに。真中の軽井沢は二人で100まで
生きた時のお祝い用。
さて、お酒の話では無く、モニター表示のお話です。
上の写真と下の写真は、正しくキャリブレーションされたモニターで
表示された物とキャリブレーションされて無いモニターで表示された
画像のイメージサンプルです。
プリンターがメーカー独自の美しさ基準で印刷しておりますように
モニターもそれぞれのメーカーの基準で表示をしております。
一般的にとても明るく表示しております。それはなぜでしょう。
皆様が普段お使いのデジカメ、携帯写真は絶対的に光量が
不足しております。またカラーバランスも正しくありません。
それをそのまま表示してもきれいに見えないからです。
今回、正確なデータ通りの色を表示するキャリブレーションされた
モニターを導入してみて、初めてその辺りの事情が分かってきました。
毎回、校正をお取りになるお客様は、ちゃんとイメージ通りの仕上がりに
ご満足の様子ですが、お急ぎのお客様のデータでとても暗く仕上がって
おられるものもございます。
デジタルカメラデータがRGB画像、モニターもRGB画像、画面上で
RGB画像をCMYK画像に変換しても表示されているのは、RGBデータ
での表示です。RGBは光の3原色。CMY+Kは色の3原色です。
色の表現方式がまるで逆なのです。RGBは3色すべてを100%にして
足すと白、透明になりますが、色の3原色を100%にして足すと黒になります。
モニター上で光で表現された写真画像は、明るく鮮やかですが、それをそのまま
紙に印刷しますと暗くくすんだ写真になってしまいます。
カラー校正紙を何度もお取りになるより、写真は印刷屋にお任せいただいたら
如何でしょうか?私どもには写真修正の膨大な量のノウハウがございます。
来週より有料になりますが写真画像補正サービスを始めます。
カラー簡易校正紙も一緒にお送りしますので、校正紙をご覧になりながら
ご自身でお好みのカラー調整もできます。