「食権力の現代史」藤原辰史
2026 年 1 月 14 日 水曜日
戦争の前段階にあるのが飢餓や食糧不足です。そこを取り仕切っているのが
世界規模の穀物商社。穀物商社と軍隊はセットで動いているのかと思う程。
ナチスの飢餓計画は、その前にイギリスからやられた飢餓計画に着想を得た
戦術で担当だった大臣は、ニュールンベルグ裁判を生き延びて戦後の穀物商
社にしっかり安住の地位を得ている。だから続いているのです。人びとが乱
暴になるのはお腹が空いて死の恐怖に脅されるからなんですね。その行動原
理を支配者は良く弁えていて、いかようにもコントロールする。パレスチナ
の人たちを鉄砲で撃つ前から、飢えで弱らせている。あらゆる事をやってい
る。ずっと続いているのですね。モンサントを買収したバイエルンはドイツ
の企業ですが、基本的な考え方は、あまりナチスと変わっていない。藤原さ
んは、度胸がいいね。本当の事を真っすぐ喋っている。忖度も遠慮もない。
旭川の人だと言うところに合点がいく。
去年、「和食人類学」という本を出版された玉利康延さんと話をしていて
玉利さんと藤原さんが同じようなことを言っておられるなと思ったので藤原
さんのお話をしました。そしたらすでに読まれていて、京都大学の講義にも
行かれたと話されていました。若い学生の中に中年の親父が一番前の席で話
を訊いていたので講義後声を掛けられて研究室で長く話したと言っておら
れた。そんな話を聞いていて性格も似ているなと笑った。