オオカミの家

2023 年 8 月 30 日 水曜日

久しぶりにイメージフォーラムのサイト見たら何だか、面白そうなのを

やっているなと思って、土曜日に早めに切り上げて渋谷まで行ったら、

土日は全席完売ですと云われて、益々期待は高まったのでした。入り口

には、ゴスロリ系の少女たちが多数蠢いていて、どんな映画なんだ?と

思ったけど、調べない。無垢の真っ新な状態で対峙したい。それで昨日

観てきました。良く解らない。解らないんだけど、目が離せない。ずっ

と息苦しさが続く。逃れられない、彼女と一緒にこちらも中に閉じ込め

られてしまっている。凄い才能だと思いました。中身は良く解らないの

だけど。この下ネタバレになります。

アニメの冒頭、ドイツ系コミューンの話から始まります。

そこは軽く考えていた。私はこの辺の話は全然知りませんでした。

ヒットラーがアルゼンチンに逃げたとか、ナチスの残党が南米に財

産もって逃亡したとか、何となく聞いたことはありましたが、左程

興味を引く話ではありませんでした。このコミューンの名前、

「コロニア・ディグニダ」のウキペディアを読んだのです。いやはや、

恐ろしいどころでは無いトンデモナイ、背景と組織が浮かび上がって

きました。後はどうぞ、読んでから観るか、観てから読むか?

戦後の亡霊は何処にでも生きながらえている。

ジャニーズとかジャパンとか何処かで観たような既視感が・・・・・。


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