中山道 

2023 年 5 月 9 日 火曜日


馬籠宿は、坂道になっている宿場町でどの家も新しい。

江戸後期から4回ほどの火事で殆ど焼けてしまっている。

坂道と云うのが類焼にしろ、消火にしろ災いしている。


妻籠は、古い街並みが残っている。時代も古い。

この日は東京に帰る日で、いろいろな思惑があって逡巡していた。

妻が起き出して「出発しようか?」と云うので発つことにした。

朝ご飯まで3時間もあって何もする事が無かった。


早朝の奈良井宿は良かった。ここが一番保護に力を入れている

処のようです。通りすがりの地の人は、皆さん爽やかに挨拶してくれた。

あぶらや、パンフレットに出てくる有名な処のようです。

馬籠から妻籠は9Kmぐらいなので洋の東西問わず歩く人は多い。

歩く、または足を交互に前に出すと云う動作に取付かれている人も多い。

登山なりマラソンなり、お遍路、巡礼、山岳トレイル、100メートル走、

三段跳び。何が魅力なのだろうと常々考え続けています。自由の象徴。

新しい世界の発見。1週間追いかけ続けて獲物を狩ると云う太古から連

綿と続けてきた遺伝子?私たちの身体は、長く歩き続けるのにとても

都合の良い構造をしているようにも思います。人間とは歩く人?

間と云うのが人を人たらしめている重要な言葉であるけど、これは距離

の事かもしれないですね。今のように密では無かった。人は人に出会う

ために歩く。しかし出会っているのは、自分自身なんですけどね。

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