30%のやれやれ
2023 年 4 月 13 日 木曜日朝からニュースで「昨日の深夜、新刊が発売されました。」NHKの
ニュースもステルスの陰謀を担いでいる。村上春樹の新作が出るとメ
ディア総出で宣伝が始まる。新聞2面の下の広告欄は全紙一斉に広告を
出している。実際に読むと左程のモノでは無いのにどうしてこんなに騒
ぐのか?ノーベル賞のレベルでは無いのにどうしてテレビや新聞は、今
年はどうでしょうとちっとも思っていない事をそれらしい顔をして心配
したりする。ノルウェー以降読まなくなったけど、恥ずかしながらネジ
巻きまでは春樹信者だったのです。今回の本も文学界で読んでいます。
そう云わればと内容も見事に思い出しました。限りなくは殆ど忘れてい
ますが壁の奴は憶えている。しかし、これは世界の終わりに集約された
のでは無かったか?二番箭じでなくて三番箭じ?春樹は商売人です。
翻訳したりマラソンしたり、ジャズの蘊蓄はイメージ戦略。1年の半
分を外国に住むのも税金逃れのようです。30%の著作権を要求されれ
ばこのようなステルスも仕掛けざる負えない。しかも各出版社は、本を
読む人を増やさなくてはいけない。だから色男や漫才師に賞を与えて読
書の面白さを広めようとする。春樹の商売と出版社の思惑は見事に一致
するのだが、このビジネスモデルは、綻び始めている気がしないでもない。
どうでも良いと云えばどうでも良い。しょせんは娯楽だし、商売です。
文学が高尚だと云うつもりもないけど、常に新しい時代には新しい言葉が
出てくる、銭の時代には銭の花が咲く。