いにゅブック リアル店

2022 年 12 月 24 日 土曜日

いにゅブックWEB店でも昨日から「over」が異常に売れ始めていますが

こちらの店舗にも、直接お買い求めにご来社されたお客様がいらっし

ゃいました。それも、静岡からお車で、ご家族と。一緒にトートバック

も。アートブックフェアーとは、全然違う嬉しさですね。本をお買い求

めにここまで来てくれる。WEBとも違う。商品を直接買ってくれる喜びの

一端を味わった感じです。でも朝岡さんの写真集が素晴らしいからなの

でしょう。

小島一郎さんの「正方形の故郷」横浜寿町の人々を正面からしっかり撮ら

れた写真集。財産もない、縁故も捨てた、何もないすっからかん、しかし

プライドだけは、いやプライドだけしか残っていないというか。生きる

と云う事はこういう事か?いや、これで充分。真正面に受け止めて居ら

れます。

大畑陽子さんの「NANA] 視る事の暴力性が美人を創り、美人を壊す。

自覚のない蝶があるがままの姿で舞い踊る。NANAの美人前夜。1歳から

17歳までの記録。

林朋彦さんの「トコヤ・ロード2」全国のトコヤシリーズ第3弾。昔

ながらの個性的な床屋(理容室)を探し求めて、街から街へ分け入り、

あまつさへ店舗の中まで踏み込んで切り撮った、ステージ舞台。街中か

ら急速に消えつつある昭和の遺産です。

 OVER 朝岡英輔写真展 12月23日24日25日

2022 年 12 月 23 日 金曜日


写真は、心と風景のキャッチボール、写真家の心が反応した1枚が情景

になる。ただの誰もが見過ごしてしまう風景がこれ程までに心を揺さ

ぶる写真を私は知らない。大切な人がいなくなると云う事は、これ程

の切実さを持たざるを得ないことになるのか?久々に揺さぶられた

写真でした。朝岡さんはSWITCH等で活躍されている写真家です。

「いにゅブック」でも販売中  定価:\5,390-+送料(¥370)

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タイトルの「over」は「越えて向こう側にいく」という意味と、「ここで

終わり」という意味の、一見相反するような2つを持っているのが良いな

と思ってつけました。橋や鳥がモチーフとして登場しますが、犬や、草や、

鉄柱や、朝焼けや、愛する人や、見知らぬ人も登場します。写真だけでし

か伝わらないこと/写真だけでは伝わらないことがあるなと思い、写真と

短い文章が交錯する構成にしました。今回、装丁をお願いした緒方修一さ

んと、渋谷キャストにてささやかながら出版記念の写真展とトークイベン

トを催すこととなりました。年の瀬のクリスマス周辺の3日間という大変

微妙なタイミングで恐縮なのですが、もしお近くに立ち寄りの際は是非お

越しください。

* <写真展概要>

【日時】12月23日(金)13時ー18時   18時30分よりトークイヴェント

    12月24日(土)11時ー21時

     12月25日(日)11時ー19時

【会場】渋谷区渋谷1-23-21渋谷キャストアパートメント13Fベースコモン

Galley Joint coffee×table×book

目に映るみんな、意味のわからない「途中」を生きている。

對話会 :朝岡英輔・写真家×緒方修一・装丁家

【日時】12月23日(金)18時半ー19時半(18時15分開場)

【会場】同上 (渋谷キャストアパートメント13Fベースコモン)

【費用】無料・コーヒー付

(注)「渋谷キャストアパートメント」入口がオートロックになっている

<作品集概要> 「over」 ハードカバー・本文フルカラー80頁

W294×H231mm ×D10mm  定価¥4,900(+税)   装幀 緒方修一

発行所 AMBI      印刷・製本 株式会社イニュニック

スマフォ 復活  

2022 年 12 月 22 日 木曜日

先週、携帯をスマフォに変えました。アイフォンからドコモの携帯にしたら

誰からも連絡が来なくなって、まあさほど不便は感じていなかったのですが

社内から、もう少し、SNSなどで情報発信すべきだという意見が出てきて、

あれこれ悩んでいたのです。先日のワールドカップを見ていても、私の時

代は終わりつつあるな、と感じていました。エムバペは、素晴らしいけど

出会う時期が遅かった。私が出会った選手たちは、今回が最後であろう彼

らなのです。世代交代はいつでも行われていて、ミュージシャンなり、俳

優なり、出会うべくして出会ったのですね。我々は人生を生きているわけ

では、無いようです。時代を生きている。そんなロートルにチクトクやれ

という。ロートルの切り口で新しいことをやる自信はあります。今日は晴

れたとか、雪が降ったとか、日差しが温かいとか、そういうのも新鮮なの

かも知れません。

上の写真のどちらかを使います。

INUUNIQのロゴのタイプは、社員がみんなで使っていますがさほど踏み

込んでいないので情報としては淡白かな?

どうぞよろしくお願いします。

師走

2022 年 12 月 17 日 土曜日

来週から店は、年末価格に移行していくので少し早いけど、年末年始の

ごちそうをもう今週食べてしまおうと今朝築地に行ったのです。考える

ことは皆同じで結構、込み合っていました。しかし、海が荒れたのかあ

まり品ぞろえは良くなかった。先週、加古川から姪の旦那が出張だと言

って東京にやってきました。彼からはよく牛肉を送ってもらうのですが、

何故かダントツに美味しいのです。何故かと聞くと昔ながらのお肉屋さ

んが残っていて、店の奥に大きな冷蔵庫を持っていて大きな肉の塊が沢

山ぶら下がっているそうです。そういえば肉屋さんというのは何処も肉

の塊を出してきてスライスして売って呉れたものでした。焼き肉をたれ

で食べるようになってからでしょうか?そういう肉屋さんが消えていき

始めたのは。熟成肉がはやり始めたけど、何処も上手くいっていない。

江戸の時代からカモを撃って来たら、軒先にぶら下げて目からウジ虫が

湧きはじめたら食べごろだといいました。父の正月の風景は井戸の上に

ぶりをぶら下げて置いて、客が来るたびに、身をそいで刺身で出してい

たといいます。なんでもかんでも、新しいもの新鮮が一番というけど円

熟の味というものも有るのですね。東京でも昔ながらの肉屋さんが何処

かないかな?と探したけど何処にもないのですよ、ミツオ君。美味しい

すき焼きを食べないと年を越せないのですよ、ミツオ君。

Black Bird

2022 年 12 月 16 日 金曜日

「ザ・ビートルズ」ホワイトアルバムの中の「Black Bird」先日いらした

お客様(とっても若い方)とお話していた時、良い曲だと仰っていたので

頭の中に残っていました。今朝本を読んでいたら「自殺した父が好きだっ

た曲がブラックバード」というセリフが出てきて、アラ又出てきたと俄然

興味が湧いて2・3年前に買った2枚組のLPジャケットを引っ張り出して

きたのです。そしたら冒頭、ポールがこのリリースされたLPについて書い

ているのですが、その最初の曲がブラックバードなのです。私の好きな

ジョージとクラプトンのジェントリー・スィープスの3曲ぐらい後の曲

ですね。ポールが黒人女性について書いた曲のようです。歌詞の翻訳を

読まないので歌っている内容を殆ど理解しないまま聴いています。日本の

歌は歌詞が入ってくるのでほとんど聴かないのです。それでは、ディープ

フォレストのようにただのボイスで良いかと云うとそうでもない。ちゃん

とその心情をふさわしい声音で歌っていて欲しいのです。絵画の絵具と同

じような感じなのですね。鳥のさえずりが入っているあれだなと何となく

分かりますが僕には響かない。アルバムジャケットを見ていたらタイトル

が斜めになっているのに気づきました。殆ど気付かないレベルで。だから

どうしたと云う事でも無いのですが。

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