燃ゆる女の肖像

2020 年 12 月 7 日 月曜日


日曜日の昼下がり、渋谷駅から原宿までぶらぶらと歩きました。

18世紀の上流階級では仮面舞踏会等と云うモノが行われていた

ようですが、此処裏原宿では、さしずめ現代の仮面舞踏会が行わ

れている印象を受けました。現代では口の方を隠していますが。

午前中に「燃ゆる女の肖像」を観ました。欧米では去年封切られ

た物ですが、日本ではこのコロナカで封切られた。視る事が出来

ないと云うジレンマが視る事しか出来ない愛の形をより浮きだた

せて映画の本質を際立たせてます。視る事が愛の始まりでは無く

て究極の愛とはただ、視つづける事と思わせるほどに視ることの

原初的な力を感じさせる映画でした。映画史を塗り替える傑作と

云うのはうそでは無いです。「ピアノレッスン」を思い出したけど

あれを越えているかも知れない。

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