ヒト、犬に会う

2019 年 11 月 26 日 火曜日

犬は人間をちゃんと導いてくれるが、ネコは、人を怠惰にする。

しかし犬とは、オオカミ亜種の犬であり、お座敷犬の事ではありません。

イニュニックのお問い合わせサイトに貼ってある犬の写真は、鉄腕ダッ

シュ村の北斗です。3代目か、4代目。全て逃げてしまったそうです。

鬱屈を貯めたA・Dのいじめの対象になり、どの犬も凶暴だったよう

です。甥が村人をやっていた関係で遊びに行くことになりました。

東日本大震災の5・6年前の事。唯ひとり甥は北斗を可愛がっていま

した。その北斗も何人かに噛み付いて病院送りにしたそうです。その

ことは、知っていましたが、後ろから近付いてひっくり返して腹を撫

でてやると従順になすがままにさせてくれました。犬は絶対的な階級

社会ですのボスのボスが誰なのかを一発で見抜きます。

15000年前、ヒトとイヌが出会います。お互いがお互いを補完し

合う事でチームを組みます。人間は夢や想像や感情で世界を見ますが

イヌは、現実的で論理的な判断しかしません。ヒト、又は動物に会っ

て犬が見ているのは、アドレナリンを発散しているかセロトニンを発

散しているかだけなのですね。何処に食べ物が居て、今から何が起き

るかを全て解っているのが犬なのです。ある意味超能力者ですね。人

が持つ五感の何百倍の能力があるとそれは第六感と云う能力として現

れます。しかし、イヌにはない力が幻想と云う未来を描くヒトなのです。

ヒトが人になり、イヌが犬になれたのはお互いが出会って協力をし始

めたからなのだ云われれば、その辺の犬ころがとても神々しく見え始

めますね。御岳山の神様は「大口真神」オオカミです。オオカミは体重

が60キロ、70キロになるのでオオカミだけのチームで狩りが出来ま

すが、体重が15キロから20キロぐらいの犬は、狙える獲物が限定的

になります。そこで犬は人とチームを組むと云う選択をしたのですね。

生存と云うのは、色々な方法を編み出すものです。例えば赤ちゃんと云

うのは、生まれてから独り立ちできるまである一定期間誰かの庇護が無

くては生きて行けません。だからあらゆる動物が可愛いのです。無垢だ

から可愛いと思っていました。全然違うのですね。生まれたての者の戦

略なのですね。ペットショップを熱心に見る方ではありませんが、動物

の赤ちゃんも自分を選んで貰えるように一生懸命媚を売ります。お伊勢

参りをする犬といのも江戸時代には居たそうです。それは、共同体の中

に犬を崇める土壌が在ったからありえた事です。首輪に300文の金を

縛り付けて行かせると帰ってきたときには、3000文に増えていたそ

うです。スマフォは妄想を肥大化させる道具です。今こそ犬的なモノが

必要な気がします。甲斐犬を飼いたい。犬が助けてくれるような気がし

ています。

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