水俣食べる通信 レモン

2019 年 1 月 22 日 火曜日

水俣の安田さんは一時期ケニアに11年間行かれていた。農大を出ている

友人たちもみんな外国に行っています。川崎の友人は、香港で車を買って

友人たちとロンドンまで行っています。小学校からの友人も1年間、イン

ドやアフガニスタンを放浪してインド人みたいな顔になって帰って来まし

た。ゆくゆくは農業に従事する事になるとおいそれと外遊は出来なくなり

ます。土地に縛られる前にその世界以外を見ておきたいと思うのは、致し

方ない事。若い頃日本人の農協観光を白い目で見ていましたが、土地に人

生を捧げると云う事がどの様な事なのか、こんな年になってから気付くん

ですね。それがまた水俣ですから。水俣だからこそ無農薬に拘るし、購買

以上の関係性を求める。命がけの土地の命がけの果物を飄々と作られてい

ます。

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