身体の王様
2017 年 7 月 21 日 金曜日ネットによって育てられてきたグローバリズムの真逆にあるのは
ナショナリズムでは無く「身体」です。印刷屋と云うのは言語が
規定されて地域もある程度限定されるので、ナショナルなメディア
です。東京の片隅でガッチャン、ガッチャン、タコ社長宜しく、
印刷業に励んでいた軽オフ屋が、ホームページ作ってネットで
印刷物を受注するようになって11年。いろんな人たちと繋がって
支えられ、どんな物でも応えられる様になって大きくなってきたけど、
私と云う人間が大きくなったかと云うと私の感性は昔の儘なのです。
赤面症で引っ込み思案の私が遠い見ず知らずの人達と様々な事を
喋るのは、とっても緊張する経験でした。だってそれまで、黙って印刷機と
ただ向き合ってきた人生なんですから。去年にぎっくり腰をやって、整体の
高田さんに腰を治して貰って、他の所を見てもらうと背中と首が石のように
硬いわよと云われたのでした。身体の今は、来し方の履歴書だそうです。
多分、いつも緊張して背中に力が入っている状態で全てと向き合っている
のでしょう?それから毎週通うようになりました。ウー、ウー、ヒィー、ヒィー、
云いながら通っていると心も解れてくるのですね。自分の身体と云う他人に
心が説得されている感じ。もう少しで一体化しそうです。